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Posted by TI-DA at

2012年01月31日

久々のMARTIN ローレンスジュバーモデルの話




アメリカのオークションサイトのeBayで手に入れた

MARTIN OMC 28LJですが、殆ど新品状態でした。

弾き込まれていないので

音が多少硬めでしたが、弾き込んでいる内に

角が取れて甘く深みの有る音になって来ました。


このギターは東京の出張用のアパートに置いて有るので

冬場の乾燥状態が更に鳴りを良くしているかもです。

テレビを見たりPCに向かいながら弾くには、とても良いサイズです。





一時的には、材違いの三台のLJ(ローレンスジュバーモデル)が揃いましたが

幾ら何でも、三台とは多過ぎだろうと言う事で

散々悩んだあげく、ボデイサイド&バックがマホガニーの

OMC-18LJをHOBOSさんに委託に出しました。





このギターはLRBAGGS社の Anthemと言うピックアップを仕込んでいました。





このピックアップはナチュラルで素晴らしい音がするのですが

ピエゾのピックアップは、フラットでは無く細かく編まれた感じで

丸みの有る形です。

ですからサドル下に仕込むと、どうしてもサドルが浮いてしまって

生音の影響しています。


OMC-18LJを手放す覚悟をしてHOBOSさんに持って行き

ピックアップを外して貰って、改めて弾いて見ると

びっくりするほど鳴りが良くなっているのです。

かなり高価で、有名な国内ルシア物と比べて見ても

遥かに凌駕する音です。


そのまま委託をキャンセルして持って帰りたかったのですが

ピックアップを取り外して貰った事も有り

後悔しながらも、そのまま委託に出す事にしました。

それから一ヶ月余り、毎日、売れないでくれと願っていましたが

今日、別件でHOBOSさんに言ったら売れてしまって居ました゚(゚´Д`゚)゚

僕は今までギターを手放して後悔した事は無いのですが

このギターは初めて手放して後悔したギターです。


このギターを買われた方は、耳が肥えていると断言します。

きっと長年に渡り愛して止まないギターとなるでしょう。

買われた方がブログを見ていたら、ぜひコメントを下さい。

レビューなどを書いて欲しいです。

間違っても売ってくれとは言いませんから心配しないで下さい(笑


僕には後二台のローレンスジュバーモデルが有りますから

ショックは三分の一です。

と言う事で話題をOMC-28LJに戻します。





このギターは初期ロットで199本作られた内の23本目になります。

気合を入れて、良い材が使われているようです。





バックサイドはインデイアンローズウッドですが

濃い揃った木目の材が使われています。





ポジションマークは有りませんが、逆にシンプルさが気に入っています。





トップ板もアデイロンダックには珍しいベアクロウがびっしり入っています。

まるでホログラムのようです。





ペグはウエバリーが付いています。

巻き心地が良くて大好きなペグです。

ローレンスジュバーのサイン入です。

僕は彼のファンでは無いので、有り難味を感じませんが(笑







YouTubeでOMC-28LJモデルを弾いている人を見つけました。

ライン無しで弾いていて、最も僕の持っているギターに近い音だと思います。

フィンガープレイ向きのギターですが

MARTINらしい暖かく深みの有る音がします。  


Posted by goyaman at 02:54Comments(9)ギター

2012年01月23日

埼玉県春日部市の素敵なCAFE 「牧歌」 ※追記




戦うオヤジの応援団のSP埼玉練習会は

最後まで参加したかったのですが

菊池さんともう一つの約束が有ったので

途中で抜け出し、埼玉県の春日部市に在る

牧歌と言う山小屋風のCAFEに連れてって貰いました。





店内はカントリーテイストで

壁には、ギター、マンドリン、フィドルが掛かっています。

牧歌のマスターはブルーグラス好きだそうです。

誰からとも無くギターを弾き始めて

それに合わせてマスターがマンドリンがフィドルで

バックを入れてくれます。

カントリーからフォークソング、アメリカンポップス等

練習会も大好きですが、こう言った皆が参加して

盛り上がって行くのもとても心地良いです。





この日は練習会、牧歌でのセッションと

ギター三味の楽しい一日でした。

素敵なお店に連れて行ってくれた菊池さん

牧歌のマスター、常連さんの皆様

またお会い出来る日を楽しみにしています。







貼り忘れた写真が有りました。

一枚目の左端の方が牧歌のマスターです。

ブルーグラス好きでフィドル、マンドリン、ギターと

何でも弾きこなすマルチプレイヤーです。


真ん中の方が斎藤さんです。

後で彼のHPを見たら凄い人だと分かりました。





彼のHPからプロフィールを転載します。


Atsushi Saito
 
 電子関係の設計製作を2~3年、その後アルファレコードでレコーディングエンジニアしてました。
その後ファンハウス、バーディハウスに移籍、メンテナンス中心にやってまいりました。
その後ドリーミュージックに札幌のスタジオのチーフエンジニアを歴任 。

荒井由実、Hifi Set、Circus、Y.M.O.、Casiopea、Bread & Butter
桐ヶ谷仁、Benard Ighner,Jun Fukamachi のLPかCDをお持ちの方は、私の名前が・・・。

コロンビアに出向いて美空ひばりさんの録音にも立ち会っています。
外部の仕事は、アリスとかゴダイゴとかチャーさん
布施明さん、高倉健さん、そして加藤和彦さん、その他多数。
ブランクあって テクニカル・メンテナンス・エンジニアとして復帰。

80年代の音楽シーンの一端を担って来た方です。

甘い低音ボイスで、ジャジーな曲が大好きな素敵な方でした。

ギターを引き続けた事で多くの素晴らしい人と知り合う事が出来ました。

本当に有難い事です。


右端の方は、沖縄の僕の友人達は皆ご存知の菊池さんです。

沖縄に移住すると言う長年の夢を達成しつづ有ります。

三月にまた沖縄に行かれるそうです。

沖縄病を患ってしまった典型的な方です(笑  


Posted by goyaman at 22:34Comments(8)ギター

2012年01月22日

久々の参加 戦うオヤジの応援団 SP埼玉練習会




戦うオヤジの応援団のSP埼玉の練習会に

久々に行って来ました。

戦うオヤジの応援団は、僕が長いブランクの後

人前でギターを弾き始めたきっかけを作ってくれた

親父達の集団です。

開催日が毎月、四週目の日曜日になってしまったので

月末近くは沖縄に居る為、中々参加出来ずに

約三年振りの参加でした。


初めてお会いする人達も何人か居ましたが

多くは何度も顔を合わせた人達で大いに盛り上がりました。





沖縄の僕の友人達にはすでに顔馴染みになった菊池さんです。

沖縄移住計画を着々と実現しつつ有ります。

沖縄でお会いする事が多いので

埼玉でお会いするのは変な感じです。

購入したばかりのGIBSON J-45で弾き語りです。





毎回、60年代ヒット曲を歌われるJOYさんです。

MARTIN D-28を手にしています。





大病を患われたのにも関わらず

猛練習をしてギターも歌も見事に復活した使徒さんです。

もうすぐ嫁がれる娘さんへの思いを込めて素敵な歌を聴かせてくれました。

使用ギターはチューナーでロゴが見えないので断言は出来ませんが

MARTINの000-28だと思います。





練習会の素晴らしいところは

演奏者を真剣に聴いてくれる事です。

そして惜しみない拍手が、演奏者に勇気と自信を与えます。





いつも素敵なギタープレイを聴かせてくれる鉄弦の音三郎さんです。

僕同様、MARTINのローレンスジュバーモデルを持っていましたが

OMC-28LJを手元に残して、OMC-28MLJを委託に出し

写真のOMM John Renbourn Custom Artist Editionを購入されました。

日本には、三台位しか入荷していない貴重なモデルです。

弾かせて貰いましたが、音量、倍音、サステイーンとも凄いです。

マイク乗りも良く、スモールボデイなのにドレッドノートを凌駕する音でした。





戦うオヤジの応援団の団長の山下さんです。

山下さんが所有する1940年代のMARTIN D-18を弾かせて貰って

ビンテージギターの凄さを知りました。

それがきっかけで、僕のギター収集病が再発しました。

今回持参したのは、MARTIN D-28GEです。

アデイロンTOPにバクサイドがハカランダです。

素晴らしい音です。欲しいですが、とても手が出ません(涙





いつも素敵なラグタイム奏法を聴かせてくれる熱しさんです。

テイラーのカッタウエイを購入されたようです。

相変わらず絶妙なフィンガープレイを披露してくれました。

近々沖縄に旅行して、那覇市の久茂地に在る「フォーク村」に行かれるそうです。

フォーク村のマスターと旧知の仲のようです。





いつもブルーグラスっぽい気骨の有る歌を聴かせてくれる、はれさんです。

ピックガードが剥がれた、YAMAHA赤ラベルのFG-350を弾いています。

凄く音量が有ります。日本の名器です。





素敵なフィンガーソロを聴かせてくれた、ナオさんです。

初めて見るギターです。ピックアップはFISHMAN製の

コンデサーマイクとピエゾのブレンドタイプです。

PA直結でもアコギらしい音がしていました。





NARTIN OM PS ポールサイモンモデルで弾き語りをしてくれた

toko-tokoさんです。MCや歌がユニークで会場は笑いの渦です。





応援団初参加の時から親しくさせて頂いている

あざらしさんがSUMI工房にオーダーしたウクレレです。

ヘッドやネックのインレイが素敵です。

ボデイはトップサイドバック共メイプルです。


この日は20人以上集まって大盛況でしたが

僕は菊池さんと次の約束が有ったので

残念ながら、参加者全員の演奏を聴く事が出来ずに

次の場所に移動しました。





菊池さんに連れて行かれたのは埼玉県の春日部市に有る

カントリーテイスト溢れるお店でした。

静かな住宅地に立っていて、天井が高く素敵なお店です。

濃厚な味のパスタをご馳走になった後、誰とも無しに

ギターやマンドリン、フィドルで演奏が始まりました。

老眼の僕に長時間ブログを書き続ける事は辛いので

この続きは次回に詳しく報告します。  


Posted by goyaman at 23:45Comments(6)ギター

2012年01月15日

カッタウエイが好き MARTIN DC-AURA




僕はカッタウエイが大好きです。

元々エレキから始まりましたので

カッタウエイだと弾けるフレットが増えるので

得した気持ちになります(^^♪

アドリブでリードを入れるのも不得意では無いので

どうしてもカッタウエイモデルに目移りしちゃいます。





MARTINのDC-AURAです。

FISHMAN社のDC-AURAと言うピックアップとプリアンプが搭載されています。

このピックアップは、普通のピックアップと違っていて

スタジオ等の録音で使われる、ハイエンドマイクロフォンを

サンプリングした音が入っています。

その音とアンダーサドルのピエゾのピックアップをブレンドして

音を出す仕組みです。


ラインを通した音は、けしてデジタル臭さが無く

アコーステイックな音がします。

ライブハウスなどの飛び入りなどにギターを持参する時

プリアンプ持参だと仰々しいので、気軽に持って行けるので重宝しています。


普通のライブハウスなどでは、ギターをラインで繋いだ時に

調整などしてくれませんので、オンボードのプリアンプで

ボリュームや、音質を決定出来ないと、美しい音を出す事は不可能です。


LRBAGGSやFISHMANタイプのアクテイブタイプのピックアップを

ギターに取り付けていて、そのままPAに直結している人が多いのですが

このシステムだけでは、ペチペチしたピエゾの薄っぺらい音しか出ず

聴く方の立場としては、耳を塞ぎたくなる事が多いです。

そのような場合は、プリアンプをお薦めします。

ピックアップ関係に関しては、お友達の Love Martin 工房N さんのブログに

詳しく解説されています。





レギュラーモデルのD-41をカッタウエイにしたようなデザインです。

最近のMARTIN社はテイラーかと見間違うほどのエレアコモデルが多いですが

MARTINファンとしては、トラデイショナルなデザインで無いと受け付けません。

僕はD-45も所有していますが、生音は、ちゃんと40番台の音がします。

1969年製のD-45を所有しているお友達にも弾いて貰いましたが

びっくりしていました。





ペグは、シャラー製で、最初からエボニーノブが付いています。

ヘッドのロゴが縦ロゴだったら言う事無いのですが

残念ながら、そうでは有りません。

レギュラーモデルのようなプリントでは無く

アバロンのインレイです。





ネックは、モデファイトネックと言うと思いますが

ハイフレット辺りも細くて、とても弾き易いです。

テイラーに近い感じです。

ポジションマークは、ヘキサゴンの中を抜いたようなデザインです。





FISHMAN AURAのプリアンプ部分です。

とても細かな調整が出来ます。

ノッチコントロール、イコライザー、ブレンド

勿論チューナー付きです。

左上のコントロールで色んなマイクロフォンをシュミレーションした音が

8段階で切り替えられます。

僕は今まで、ギターへのピックアップ取り付けに大枚を叩いて来ましたが

このモデルで完結しました。

  


Posted by goyaman at 18:37Comments(12)ギター

2012年01月09日

サンルーフ邸でギター弾き始め会



去った日曜日にサンルーフさんから

自宅で行う、ギター弾き始め会に誘われたので

友人の高橋さんを誘って、ギター持参で行って来ました。


二階に上がると、そこは天井がとても高く

いかにもライブスペースの為にデザインされたような設計で

サンルーフさんの楽器や機材が所狭しと並んでいました。


僕もこう言ったスペースを自宅に作るのが夢でしたが

サンルーフさんはすでに実現されていました。

あああ、羨ましいです。







お邪魔した時は、すでにソロギターサークルの永井さんと

小倉さんが来ていて、うっとりするようなギターソロを聴かせてくれました。

僕は、フィンガーソロの人が喜びそうな

MARTIN D-45 CUSTOMとMARTIN OMC-28MLJを持参して弾いて貰いました。


ギターを所有すると、自分で弾くがメインですが

自分のギターを上手な方に弾いて貰って

その音を聴くのも、凄く楽しいです。





後から抜群のギタープレイヤーのノリさんも参加されたので

高橋さんや僕のバックアップをして貰いました。

高橋さんが弾いているのは、最近購入したGIBSON B-251968年製です。

ノリさんが弾いているのは、モーリスのカッタウエイです。

YAMAHAのモデリングプリアンプを使って

曲毎に、とても美しい音色を響かせてくれました。





ノリさんは、サンルーフさんのお嬢さんとユニットを組んでいます。

本業は看護師ですが

お嬢さんの歌唱力は凄いです。

ライブハウスなどで、イベントをすると満席になるほどです。

美味しいご馳走を食べながら贅沢な時を過ごさせて頂きました。

まるで、豪華なデイナーショーです。


3時頃お邪魔しましたが

気が付くとあっと言う間に10時を過ぎていました。

新年早々、素敵な音楽で一日を満喫出来て最高でした。

サンルーフさんと美味しい料理を用意して下さったご家族の方に

心より感謝申し上げます。  


Posted by goyaman at 23:07Comments(6)ギター

2012年01月08日

アコギ天国 ブガベア(2)




アコーステイックバー「ブガベア」は、何度か説明て来ましたが

ビルの六階までエレベーターで行って

そこから階段で七階に上って重たい鉄の扉を開けた所に有ります。

正直言って、飲食店の場所としては目立たず悪いです(笑

マスターの平良さんは、長い間、お店を守り続けています。


内装も殆ど変って無くて、タイムマシーンに乗って来たようです。

昔と違うのは、窓から見える光景です。

七階のお店からは那覇市内が一望出来たのですが

今は周りが高層ビルだらけなのと

モノレールが通るのが見える事です。


昨日の夜は、ブログで告知もしなかったので

参加者は少数だと思っていましたが

途中の階段まで、何やら多くの人達のざわめきが聞こえて来ました。

お店に入ると、すでに沢山のアコギ好き達で

カウンターは埋まっていました。

そして壁やギタースタンドには沢山のギターが鎮座していました。





唯一の女性の参加者、ルーシーさんです。

〇十年前にはご自身で小さなライブハウスをしていました。

今は幼稚園の園長先生です。

僕が持参したMARTIN D-18 SPECIALで歌ってくれました。





MARTIN 000-41Vを持って来てくれた玉城さんです。

チエンバロのような華麗な音でした。

素晴らしいの一言です。

何十年も無趣味で職場と自宅の往復だったそうです。

数年前にギターを再び弾き始め

いきなり、お茶の水の楽器店でMARTIN 000-42を購入です。

僕らは目的のギターを手に入れる為に遠回りして来ましたが

最短距離でストライクゾーンを狙われたのですね。

手に入れられた時から、音がかなり成長しているのが分かります。





沖縄では、とても珍しいShellyギターを持参してくれた又吉さんです。

このモデルはSUMIギター工房とヤイリギターとのコラボのモデルですが

二種類有って、SUMIギター製とヤイリギター製の二種類が有りますが

又吉さんのモデルはSUMIギター製です。

爆音で、明るく元気な音で鳴っていました。





MARTIN D-35を弾くマスターの平良さんです。

D-35は弾き語り用のギターと言われるだけあって

全弦バランスの良い音で鳴っています。





沖縄のブルーグラス&カントリーウエスタン系の世界では

知らない人は居ないほどのエデイさんです。

各地の米軍基地で演奏していた位の実力派です。

今は会社の社長さんですが

普段の格好も、カウボーイハットにウエスタンブーツです。

渋い声を聴かせてくれました。





僕が知る中で唯一のギターフリークの高橋さんです。

手に入れたばかりのGIBSON B-25を抱えて

嬉しそうです。

彼は他にもう一本ナチュラルカラーのB-25を持っていますが

今回購入したギターの方がナット幅が広めでネックグリップが最高でした。





ストリートミュージシャンのHIROKI君です。

彼のブログを読むと、リペアしたばかりのGIBSON J-45の調子が悪くて落ち込んでいたので

元気付けようと思って誘いました。

ストリートミュージシャンの彼にとって、ギターは大切な道具ですから

リペア完了まで、僕のMARTIN D-18SPECIALを使って貰う事にしました。

息子が若い頃に使っていたのですが、今は家庭を持って

殆ど弾いていなかったギターです。

ギターも喜んでくれると思います。

抜群のギタープレイのHIROKI君には

その晩も、色んなギターをとっかえひっかえ弾いて貰いました。

彼のおかげで、ギター好き親父達は、至福の一時を

過ごすことが出来ました。

ブガベアはアコギのパラダイスです。

アコギ好きの方でしたら、一人でふらりと立ち寄っても

マスターやアコギ好きの常連さんが居ますので

きっとエンジョイ出来ると思います。  


Posted by goyaman at 12:55Comments(22)ギター

2012年01月08日

アコギ天国 ブガベア(1)




友人の高橋さんから、ヤフオクで

GIBSON B-25 1968年製を落札したとメールが有りました。

僕の周りではGIBSONフリークが増殖中です(笑

昨日の土曜日には手元に届くと言う事でしたので

アコーステイックバー「ブガベア」に持って来て貰う事になりました。


自分が落札した訳では無いのですが

弾かせて貰えると言う事で、僕もわくわくです。

取り合えず、高橋さんが落札した

GIBSON B-25 1968年製をヤフオクの写真で紹介します。





出品者は、沢山のビンテージギターを出品する有名な方です。

僕も彼から、1956年製のJ-45を購入しました。

高橋さんが落札したB-25は、暗めのチエリーサンバーストです。

ピックガードにロゴが入っていて格好良いです。





ヘッド角度は、60年代中頃までは17度ですが

この年代は14度です。

テンションが幾分弱いので、とても弾き易いです。





塗装も経年変化で大分、馴染んでいます。

アジャスタブルサドルは、ハカランダです。

写真を見るだけで、僕も興奮して来ます。

高橋さん、GIBSON B-25ゲット、おめでとうございます!!




出品者の方は、いつものように古澤剛さんに

出品のギターをデモンストレーションして貰っています。


昨日の土曜日にアコーステイックバーブガベアで

緊急試奏会をする事になりましたが

急な事ですので、ブログで告知はしませんでした。


リペアに出したばかりのギターの状態が思わしくなく

落ち込んでいた、ストリートミュージシャンのHIROKI君には

元気付けようと声を掛けましたので

その夜は、四人位の参加者だと思っていました。

ところが店内に入ると、多くのお客さんでびっくりしました。

そして、ギタースタンドには、すでに

沢山のギターが並んでいました。

その様子は、次回に報告します。  


Posted by goyaman at 10:29Comments(0)ギター

2012年01月05日

GIBSON CF-100E リペアマンの小野君の元へ




お正月休みで東京の実家に帰っていたリペアマンの小野君が

沖縄に戻って来たとの連絡が有ったので

早速、GIBSON CF-100Eを持って行きました。


やはり僕が思った通りネックリセットが必要でした。

ネック自体は、元起きも無く、ロットもスムーズに回ります。

MARTINよりネックが細いのに、今まで手にしたGIBSONのギターは

殆どネックトラブルは有りませんでした。


弦高が高い原因は、ブリッジ周りのTOP浮きでした。

これから一月位掛けてネックリセットをする事になりますが

リペアマンに取ってネックリセットは

気合いを入れないと出来ない位、時間と手間が掛るようです。


ネックリセットを施されて、サドルの高さも取れるようになれば

とても素晴らしい音になると思います。

僕が知る限り、沖縄のリペアマンでアコギのネックリセットが出来るのは

小野君だけだと思います。

一月後の仕上がりが楽しみです。





GIBSON CF-100をリペアに出すと

手元には、1964年製のアジャスタブルサドルのJ-45だけになるので

小野君が年末のリペア以来が多くて、手を付けて無かった

1959年製のJ-45を戻して貰いました。

ブリッジの浮きや、ブレーシングが一部浮いているのにも関わらず

とても良い音で鳴っています。


固定サドルなので、とても深い音がします。

けしてきらびやかな音では有りませんが

サステイーンも有ってボデイとネック全体が振動しています。





良い音がするのは、長年に渡って弾き込まれた事が一因ですが

経年変化で材が乾燥すると同時に

ラッカー塗装が薄くなり、木に馴染んでいるのもポイントだと思います。

このギターを持った人は、近年物に比べて、とても軽い事に驚きます。





ボデイサイドの塗装も、かなりボロボロで完全に木材と馴染んでいます。

MARTINの場合、ラッカー塗装が古くなると、手垢のように

擦るとボロボロと落ちて来ますが

ラッカーの成分が違うのか、GIBSONの場合そうはなりません。





左は昨年始めに購入したGIBSON J-45 1964 年製です。

塗装のクラックも全く見られず塗装をリフニッシュしたのではと思ったのですが

どうやらそうでは無いようです。

チエリーサンバーストの色も普通でしたら、経年変化で色飛びして薄くなるのですが

この時期は、塗料が違うのが鮮やかな色が残るようです。


固定サドルとアジャスタブルサドルと言う二本のJ-45を所有する事が出来ましたので

今回手に入れたGIBSON CF-100Eで、GIBSONの収集は完結かもです。  


Posted by goyaman at 22:06Comments(2)ギター

2012年01月03日

GIBSON CF-100E 1955年製について調べて見ました。



僕がGIBSON CF-100Eに興味を持ったのは、かなり昔です。

元ハイファイセットの山本潤子さんがピックアップ無しの

GIBSON CF-100をライブで使っていて

いつか手に入れたいと思っていました。


形状はGIBSONのLG-2やB-25のカッタウエイタイプです。

MARTINのスモールサイズのギターに関しては

ローレンスジュバーモデルを所有する事で完結したと思っていますが

GIBSONに関しては、60年前半までの17度角で43ミリのナット幅の

LG-2やB-25を探し続けていました。


先程も書いた通り、CF-100Eを使用しているアーチストは

山本潤子さん以外知らなかったのですが

ネットで調べて見ると、結構凄いミュージシャン達が

使用している事が判明しましたので紹介します。





ボブデイランが使っているとはびっくりです。

恐らくピックガードの形状から、1950年中頃のモデルだと思います。

シールドが出ているので、ちゃんとラインで音を出しているのですね。





日本ではピックアップ無しのCF-100を押尾コータローさんが使っています。

アルバム『Nature Spirit』から導入されて

『ノスタルジア』『Hangover』『IN MY LIFE』で使用しているそうです。





ジャクソンブラウンも使っています。

Wピックガード仕様ですね。

恐らく1952年製ではないでしょうか。





1950年前半までのスモールサイズのピックガードです。

サドルの形状が変わっています。

ピッチ調整の為なのでしょうか?





ジャクソンブラウンがCF-100Eをライブで使っている動画を

見付けましたので貼り付けます。

ラインの音とマイクの音をミックスしていますね。


元々付いているピックアップはP90と言う

シングルコイルタイプのピックアップですが

そのピックアップは使用しないで、そのままにして

最新のピックアップを取り付けようと考えています。

そして、CF-100のボリューム&トーンコントロールを

そのピックアップとして使えたら良いなと思っています。

それか、オリジナルのP90のピックアップと

最新のピックアップをDUALタイプにして

TONEコントロール部を改造して

バランスを取れたら素敵な音になりそうです。


ビンテージを改造してなんてお叱りを受けそうですが

勿論、オリジナルの部品は大切に取って置いて

いつでも元に戻せるようにするつもりです。

僕が一歳の時に世に出たギターですから

オリジナル製を損なうような改造は一切しません。  


Posted by goyaman at 00:57Comments(12)ギター

2012年01月02日

GIBSON CF-100E 1955年製のチエック




ヤフオクで入手したGIBSON CF-100Eは12月27日に

韓国のホテルのPCから落札しましたが

沖縄に届くまで、一週間も掛ってしまいました。

出品者の都合では無く、ヤマト便の場合

ギターを梱包した時のサイズが宅急便を使えず

通常の運送方法になってしまいます。

東京から鹿児島まで陸送した後に

そこから船で沖縄まで発送と聞いて

唖然としましたが、元旦の縁起の良い日に届いたので

まあ許してやるかって感じです(笑


今日は今日なので、届いたギターのチエックをしました。

ボデイTOPはビンテージならではの

お約束の塗装のクラックが有りますが

板の割れは無いようです。





ボデイバックは、ネック共、塗装のクラックや剥げは有りません。

オーバースプレイしているのかも知れません。





ネックは僅かに順反りですが元起きは有りません。





経年変化でボデイTOPが大分浮いています。

50年近く弦のテンションが掛り続けていたのですから当然です。





ボデイトップが浮いて来ると弦高が高くなって弾き辛くなります。

12フレットで六弦側5ミリ一弦側4ミリと説明されていましたが

この弦高では、通常のプレイは不可能です。

スライドギター専用だと使えますが。





サドルも、かなり低めで、これ以上下げる事が不可能です。

この弦高でも、びびりが出ているほどです。

出品者の方は、このようなウイークポイントを正直に説明してくれました。


幾ら激安で落札したとしても、このままだと弾けないですし

リペア無しだと完全な飾り物のギターになってしまいます。


僕には、力強いリペアマンの小野さんが居ます。

リペアする箇所としては

①ネックリセット

②フレットの摺り合わせ

③ナットサドルの調整&作成


結構な金額が掛りそうですが

落札時に、その費用は織り込み済みです。

それでも激安だと思います。

新年早々、大喜びです。


これから一月位掛けてリペアして貰います。

リペアから帰って来たらレビューを書きますので

楽しみにしてて下さいね。


ヤフオクでギターをゲットするのは

ハイリスクハイリターンです。

懇意にしているリペアマンが身近に居る方や

ある程度ギターの知識が有る人以外はお勧めしません。

殆どの出品者が良い事しか書いていません。


特にビンテージとなると必ずと言って良いほど

リペアが必要になります。

一番リスクの無いギターの購入方法は

信頼の出来る楽器店で、実際に試奏して決める事です。  


Posted by goyaman at 12:36Comments(2)ギター

2012年01月01日

今年も!!




ブログを御覧の皆様

新年明けましておめでとうございます。

思い返して見ても去年は大変な年でした。


311の大震災の日、僕は東京に居ました。

経験した事の無い大きな揺れ

余震に怯えながら、東京に住む二人の娘達の心配

気仙沼に住む親友の家族の安否の確認

スーパーからは次々と物が無くなり

刻々と明らかになる、東北地方の悲惨な状況

正直日本は終わってしまうのではと思っていました。


政治家や官僚達の機能停止を横目に

民間の素早い対応

誰もが被災地の人々を救う為に何が出来るかを考え

多くの人々が援助や救援に立ち上がりました。


被災地の人々の助け合う姿

足りない物は分け合い、皆で困難を乗り越えて行こうとする姿

日本はまだまだ捨てたもんでは無いと思いました。

僕も東北自動車道が開通した直後に

友人達と一緒に救援物資を持って駆けつけましたが

仙台や気仙沼の沿岸部の悲惨な光景は今でも夢に出て来るほどです。





幸いにして、親友の家族は全員、助かる事が出来ました。

彼とは30年振りに再開する事が出来ました。

彼は漁具屋さんを営んでいて住宅兼作業場は

港の岸壁のすぐ傍なので、彼の安否を確認しながらも

正直、助かって無いのではと何度も思いました。

それだけに彼に会えた事は人生で最も嬉しい出来事でした。


新年早々、こう言った事を書くのはどうかと思うのですが

東北地方の復興は残念ながら遅々として進んでいません。

日本人は熱しやすく覚め易い民族と言われていますが

年を越しても、去年の出来事として

彼らの事を忘れてはいけません。


断層に上に位置する日本は歴史的に何度と無く

大きな災害に見舞われて来た事が分かっています。

日本人の道徳心や連帯感は農耕民族だからと言う特性だけで無く

災害に見舞われる度に

共に助け合い乗り越えて来たDNAのような物なのでしょう。


先の震災は、我々に、人の繋がりの大切さ

道徳心や思いやりの心を再び目覚めさせてくれた思います。

「奪い合えば足りず、分け合えば足りる」です。


僕が最近、ギタープチゆんたく会を頻繁に開催するのも

同じ趣味を持つ人達と繋がっていたいからです。

僕の年代のアコギ好きは、長いブランクの後に

再びギターを弾き始めた人が多いのではないでしょうか。


独り部屋で家族に遠慮しながら弾いている人が殆どだと思います。

アコギは独りで十分楽しめちゃう楽器ですが

同じ趣味を持つ人達が集まって、わいわいやるのは

もっと楽しいです。


知人から、高いギターを惜しげもなく弾かしてくれてと言われますが

その事で多くの人達と知り合う事が出来るのですから本望です。

ギターだって、沢山の人達に弾いて貰って喜んでいると思います。

次も楽しい企画を考えていますので

お気軽にご参加下さいね。






先日のギタープチゆんたく会に来てくれた

ストリートミュージシャンのHIROKI君の音源です。

ボブデイランの「風に吹かれて」を日本語の訳詩で歌ってくれました。

参加してくれた親父達が感激して聴き入っていました。


僕らが若い時に聴いた

強烈なメッセージソングを世代を超えて

若いHIROKI君が歌っているのを見て

音楽は時間や年代を超越した存在だと改めて思いました。


ボブデイランは、僕らが若い頃に彗星のように現れて

強烈なメッセージを発してくれました。

だけど、何十年経っても、今の世界は

大して進化してないような気がします。

僕達の世代は、子供や孫の世代に

素晴らしい世の中を残せてあげられるのでしょうか?


HIROKIさんの歌は、何度聴いても泣けて来ます。


「風に吹かれて」

ねぇどれくらい歩けばいいかな?大人になる為には

ねぇいくつもの海を越えればこの羽は休まるの

ねぇどれくらい爆弾落とせばその気は済むの

なぁ友達よ
その答えは風の中に流れてるさ
なぁ友達よ
その答えは風のみが知っているのさ

ねぇどれくらい時が経てばあの山は海に帰れるの

ねぇいつまで生きてみればこの心は晴れるのか

ねぇどれくらい嘘をついたら素直になれるかなぁ

なぁ友達よ
その答えは風の中に流れてるさ
なぁ友達よ
その答えは風のみが知っているのさ

ねぇどれくらい顔を上げたら笑ってられるかな

ねぇいくつもの耳を持てばあの子の叫びは届いたの

ねぇどれくらい人を殺せばあの子は死なずに済んだのか

なぁ友達よ
その答えは風の中に流れてるさ
なぁ友達よ
その答えは風のみが知っているのさ

その答えは風の中
誰にも掴めない
その答えは風の中
誰にも掴めない

我が友よその答えは
風の中に流れてるさ
  


Posted by goyaman at 12:21Comments(4)ギター