YAMAKI NO.1150 サイドバック ハカランダ単板
去年から今年に掛けて、僕が所有するギターを選別して
沢山のギターを手放しました。
僕は新品では無く中古品を集めますので
手放す時は、儲かる時も有りますし
少し損をする事も有りますが
これは数年分のリース料と言う事で(笑
ネットで検索していたら
YAMAKI と言うメーカーのNO.1150と言うギターが
売りに出されていました。
YAMAKIと言うメーカーはフォークソング全盛の時代に
YAMAHAと双璧を成したメーカーで
当時から精巧な作りと良い音で人気が有りました。
このモデルはトップが蝦夷松
サイドバックは何とハカランダの単板が
惜しげもなく使われています。
周囲を縁取るアバロン貝のインレイは
ソリッドタイプです。
MARTIN社でさえ今では、アバロンの縁取りは
ラミネートですから、当時は材料が豊富だったんですね。
サイドバックのハカランダも
今ではカスタムオーダーで無ければ手に入らず
これがMARTIN製でしたら、軽く100万オーバーです。
アバロン貝のインレイがバックにも縁取られています。
あの頃、殆どの国産メーカーの最高機種が
MARTIN社のD-45をコピーしていました。
ハカランダの美しい木目に、うっとりします。
何とヘッドにまでインレイが施されています。
肝心の音ですが
部屋に持ち帰り弾いて見ると
最初は音量が無かったのですが
弾いている内にどんどん音が大きくなって来ました。
音質は一口に言って少し硬質で
煌びやか系です。
僕はMARTIN D-45も所有していますが
倍音の強いフワっとした音とは違い
ハカランダと言う材のせいなのか
一音一音がエッジの効いた
クリアな音で、ピッキングしても
各弦の音が、はっきりしています。
僕は二十歳の頃にMARTINを手に入れていましたから
その後、長い間、国産ギターに目移りする事も無かったのですが
このYAMAKIは時間を掛けて育てて見たいと思います。
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