GIBSON J-45のペグをGOTHOに取替え

goyaman

2011年07月26日 23:41




以前ゲットした、GIBSON J-45は

とても気に入っているのですが

唯一、気に入らないのは

クルーソンのペグです。

流石に50年近く使われて来たので

チューニングが大変なのです。


ネットで調べると

GOTHOにクルーソンの三連ペグと同サイズが

在るので、いつもお世話になっている

御茶ノ水のリムショットに買いに行きました。





ビンテージギターショップと言うのは

敷居が高いイメージが有りますが

ここは、とても親切でフレンドリーです。

この人は店長さんだと思いますが

間違っていたら、ごめんなさい。

写真撮影のお許しを頂いたので

しばし、ギター鑑賞会です。





お店を入って左側の壁面には

いきなり、1969年製のD-45が(汗

トップがジャーマンスプルース

バックサイドがハカランダです。

一時は600万近くしていましたが

税込みで399万です。

とても状態が良いです。

僕の所有にギターを全部手放しても

買えません。





とても大切に使われたギターなんでしょうね。

アバロン貝が今はラミネートですが

その頃は、本物です。





表板のジャーマンスプルースは、とても目の詰まった

素晴らしい材が使われています。

シトカスプルースは経年変化で

限り無く茶色に変色しますが

ジャーマンの場合は、何とも言えない位

美しい飴色に変化します。





D-45のお隣には、OM-45 MARQUISです。

トップがアデイロンダック

バックサイドがローズですが

素晴らしい音がしそうです。




見ているだけで溜息が出ます。

ギター収集病になるのが怖くて

御茶ノ水には近付かないようにしていましたが

眺めるだけでも、大満足です。





1953年製のMARTIN 000-28です。

僕が生まれた一年前に作られたギターです。

最近はDサイズのギターより

スモールサイズのギターに興味が移っています。





1949年製のMARTIN 0-18です。

税込みで39万9800円ですから

それほど高く無いです。

バックサイドがハカランダのギターは

相場が高騰していて

とても買えませんが

こう言ったバックサイドがマホガニーのギターは

買えない事も無いです。





何と1928年製のMARTIN 0-28です。

戦前のモデルで、トップがアデイロンダックです。

ギターは、きちんと手入れを怠らなければ

100年以上持つのですから凄いです。





1967年製のMARTIN 00-21です。

ニューヨーカータイプと呼ばれていて

確か、ジョーンバエズが使っていたと思います。

僕は、以前、近年物の00-28CUSTOMを所有していましたが

ボデイサイズが小さい上に、12フレットジョイントで

ネックが短いので、弾きこなせませんでした。





1943~1945年製のGIBSON LG-2です。

最近、僕はJ-45を手に入れてから

GIBSONの良さを再認識していますので

いずれ手に入れたいモデルです。





1958年製のGIBSON J-45です。

僕が持っているJ-45は塗装仕上げが

チエリーサンバーストですが

この頃は、濃いブラウンのタバコサンバーストです。

渋い色です!!





1957年製のGIBSON SOUTHERN JUMBOです。

基本的なスペックはJ-45と一緒ですが

ポジションマークが違います。

GIBSONのフルアコ見たいで格好良いです。





今日の本題に行くのに、随分と、遠回りしてしまいました(笑

リムショットさんに、ペグの交換は僕にも簡単に出来るかと聞いたら

プラスドライバーさえ有れば簡単だと言われたので

早速取り替えて見ました。






リムショットさんが言う通り

10分位で取替えが完了しました。





早速弦を張って見ました。

ペグの回り具合は、固めですが

ギア比がクルーソンと比べて小さいせいか

チューニングが、とてもスムーズです。





このJ-45は、アジャスタブルサドルを外して

象牙で作って貰った、固定サドルに交換して有ります。

勿論、簡単にアジャスタブルサドルに戻せます。

固定サドルの方が、アコギらしい音がして好きです。





早速弾いて見ましたが、チューニングするのに

全くストレスが有りません。

細かい調整もぴたりと決まります。

気のせいか、サステイーンも伸びた気がします。





このJ-45は、格安で入手しました。

多分、塗装が、見た目、綺麗過ぎるので

近年に塗り替えられたのではと思います。

ヘッド角度17度で、ナット幅が42ミリです。

GIBSON J-45は、マニアに言わせると

1962年までのサウンドホールの縁取りが

ワンリングの物までが最高だと言われていますが

僕が思うに、1963年になると

ブリッジの材が、余り評判のよろしく無い

プラステイックになってしまいます。

それと1964年からは、ピックガードが

かなり厚めの物に変更されます。


このギターは、ピックガードが

薄めの物に張り替えられていますが

トップに厚めのピックガードを張るのは

音の鳴りを抑えてしまうと思うので

逆に満足しています。


1965年頃からは

ヘッドの仕込み角度が17度から14度に変更され

テンションが弱くなってしまいます。

それと同時にネックの幅が

ナローネックと言われる

40ミリになってしまいます。


エレキを弾く人で有れば

その方が弾き易いのでしょうが

フィンガー主体で無骨な指の僕には

弾き難いのです。


先の大震災以来、このギターを弾くのは久しぶりです。

楽器屋でギターを見る事も殆ど有りませんでした。

久々のギターネタにお付き合い下さって

感謝します。
















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