GIBSON J-45のペグをGOTHOに取替え
以前ゲットした、GIBSON J-45は
とても気に入っているのですが
唯一、気に入らないのは
クルーソンのペグです。
流石に50年近く使われて来たので
チューニングが大変なのです。
ネットで調べると
GOTHOにクルーソンの三連ペグと同サイズが
在るので、いつもお世話になっている
御茶ノ水のリムショットに買いに行きました。
ビンテージギターショップと言うのは
敷居が高いイメージが有りますが
ここは、とても親切でフレンドリーです。
この人は店長さんだと思いますが
間違っていたら、ごめんなさい。
写真撮影のお許しを頂いたので
しばし、ギター鑑賞会です。
お店を入って左側の壁面には
いきなり、1969年製のD-45が(汗
トップがジャーマンスプルース
バックサイドがハカランダです。
一時は600万近くしていましたが
税込みで399万です。
とても状態が良いです。
僕の所有にギターを全部手放しても
買えません。
とても大切に使われたギターなんでしょうね。
アバロン貝が今はラミネートですが
その頃は、本物です。
表板のジャーマンスプルースは、とても目の詰まった
素晴らしい材が使われています。
シトカスプルースは経年変化で
限り無く茶色に変色しますが
ジャーマンの場合は、何とも言えない位
美しい飴色に変化します。
D-45のお隣には、OM-45 MARQUISです。
トップがアデイロンダック
バックサイドがローズですが
素晴らしい音がしそうです。
見ているだけで溜息が出ます。
ギター収集病になるのが怖くて
御茶ノ水には近付かないようにしていましたが
眺めるだけでも、大満足です。
1953年製のMARTIN 000-28です。
僕が生まれた一年前に作られたギターです。
最近はDサイズのギターより
スモールサイズのギターに興味が移っています。
1949年製のMARTIN 0-18です。
税込みで39万9800円ですから
それほど高く無いです。
バックサイドがハカランダのギターは
相場が高騰していて
とても買えませんが
こう言ったバックサイドがマホガニーのギターは
買えない事も無いです。
何と1928年製のMARTIN 0-28です。
戦前のモデルで、トップがアデイロンダックです。
ギターは、きちんと手入れを怠らなければ
100年以上持つのですから凄いです。
1967年製のMARTIN 00-21です。
ニューヨーカータイプと呼ばれていて
確か、ジョーンバエズが使っていたと思います。
僕は、以前、近年物の00-28CUSTOMを所有していましたが
ボデイサイズが小さい上に、12フレットジョイントで
ネックが短いので、弾きこなせませんでした。
1943~1945年製のGIBSON LG-2です。
最近、僕はJ-45を手に入れてから
GIBSONの良さを再認識していますので
いずれ手に入れたいモデルです。
1958年製のGIBSON J-45です。
僕が持っているJ-45は塗装仕上げが
チエリーサンバーストですが
この頃は、濃いブラウンのタバコサンバーストです。
渋い色です!!
1957年製のGIBSON SOUTHERN JUMBOです。
基本的なスペックはJ-45と一緒ですが
ポジションマークが違います。
GIBSONのフルアコ見たいで格好良いです。
今日の本題に行くのに、随分と、遠回りしてしまいました(笑
リムショットさんに、ペグの交換は僕にも簡単に出来るかと聞いたら
プラスドライバーさえ有れば簡単だと言われたので
早速取り替えて見ました。
リムショットさんが言う通り
10分位で取替えが完了しました。
早速弦を張って見ました。
ペグの回り具合は、固めですが
ギア比がクルーソンと比べて小さいせいか
チューニングが、とてもスムーズです。
このJ-45は、アジャスタブルサドルを外して
象牙で作って貰った、固定サドルに交換して有ります。
勿論、簡単にアジャスタブルサドルに戻せます。
固定サドルの方が、アコギらしい音がして好きです。
早速弾いて見ましたが、チューニングするのに
全くストレスが有りません。
細かい調整もぴたりと決まります。
気のせいか、サステイーンも伸びた気がします。
このJ-45は、格安で入手しました。
多分、塗装が、見た目、綺麗過ぎるので
近年に塗り替えられたのではと思います。
ヘッド角度17度で、ナット幅が42ミリです。
GIBSON J-45は、マニアに言わせると
1962年までのサウンドホールの縁取りが
ワンリングの物までが最高だと言われていますが
僕が思うに、1963年になると
ブリッジの材が、余り評判のよろしく無い
プラステイックになってしまいます。
それと1964年からは、ピックガードが
かなり厚めの物に変更されます。
このギターは、ピックガードが
薄めの物に張り替えられていますが
トップに厚めのピックガードを張るのは
音の鳴りを抑えてしまうと思うので
逆に満足しています。
1965年頃からは
ヘッドの仕込み角度が17度から14度に変更され
テンションが弱くなってしまいます。
それと同時にネックの幅が
ナローネックと言われる
40ミリになってしまいます。
エレキを弾く人で有れば
その方が弾き易いのでしょうが
フィンガー主体で無骨な指の僕には
弾き難いのです。
先の大震災以来、このギターを弾くのは久しぶりです。
楽器屋でギターを見る事も殆ど有りませんでした。
久々のギターネタにお付き合い下さって
感謝します。
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