ToneRite(ギター熟成器)を手に入れる

goyaman

2015年03月30日 00:01



ギターに電気で振動を与えてギターの音を熟成させる

ToneRiteが、以前から気になっていましたが

ネットで地元の売ります買いますのサイトをチェックしていると

格安で出品されていましたので、早速出品者に連絡を取り

昨晩取りに行って来ました。

出品者のIDが、ポールさんのギター教室と書いて有るので

一頃のミュージシャンが、ポール松岡とか

日本人が何となく自分の名前の前に

外人の名前を付けた芸名の先生かと思ったのですが

会って見ると、何とフランス人でした。





ポールさんは、僕がギターのコレクターだと知ると

とても喜んでくれて、自分のコレクションを説明してくれました。

彼が弾いているのは、中国製ながら非常に素晴らしいギターを

次々と世に送り出している、EASTMAN社の製造元から

独立した工場で作っているフルアコのギターです。

値段は1,000ドル位だと言っていましたが

削り出しの単板で、生鳴りも凄かったです。

彼は、手に入れたばかりのこのギターを鳴らす為に

ToneRiteを購入したらしいです。

彼は正直な人で、こんな物は、製造原価500円位で作れると

言っていましたが、実際に、小さなモーターで振動させるだけの

単純な装置です。


沖縄には、アメリカ人は一杯居ますが、フランス人は珍しいので

彼が沖縄に暮らしている経緯を説明します。

彼は、ニューヨークでミュージシャンをしていたそうですが

その頃、沖縄出身の女性と出会って恋に落ち

911で、目の前で貿易センターが崩壊するのを

目の当たりにした事をきっかけにして

二人で、女性の郷里で有る沖縄に来たそうです。

沖縄に来て12年だそうですが、結構日本語も上手で

沖縄の生活をエンジョイしていると言っていました。

彼のギター教室は、那覇市の隣の浦添市で

ジャンルを問わず、初心者からプロレベルまで

ギターテクニックを教えています。

http://www.paulmahoux.com/JP.html




ポールさんは、フレンドリーできさくな方なので

きっと教え上手だと確信します。

彼は、アコギに関しては、日本の古いギターを集めています。

本人の許可を得て、その一部を紹介します。





YAMAHAがフォークギターを作る前の唯一のスチールギター仕様の

ダイナミックギターです。

クラシックギターの鉄弦を張った感じですが

スチール弦の強いテンションに耐えられるよう

ブレーシングなどは補強がなされています。





ヘッドに、JAGARDのロゴが有りますが

寺田楽器製です。

合板のギターですが、長年の経年変化で

良い音していました。





YAMAHAのナイロン弦のエレアコです。





KAWAI楽器製のギターです。

ポールさんは、ヤフオクでギターを手に入れる事が多く

落札して失敗した唯一のギターだそうです。

ボデイのトップ板の膨らみとネックの反りが酷く

スチールギターとしてしか使えません( ̄▽ ̄;)





Yamaha LJ6 AREです。

このギターでYouTubeに動画をアップしていますが

コストパフォーマンスが抜群の素晴らしいギターです。





GIBSONのSGかと思いましたが、エピフォン製です。





ポールさんが一番大切にしている

1960年代のGIBSON ES-335です。





ウクレレも弾くようです。





ポールさんが所有している殆どのギターの事を

僕が知っているので、とても感激して

ToneRiteの事は、そっちのけで

ギターの話で時間が経つのも忘れるほどでした。

ポールさんは、ギターを教える事がメインで

最近は、ライブ活動から遠ざかっているようなので

アコギ愛好会にスペシャルゲストとして

お誘いしました。


YouTubeにアップされて居た、彼の演奏の動画を

紹介します。

コンテンポラリーで幻想的な素敵な演奏です。























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