沖縄アコギ好き親父のブログ

以前、MARTIN D-45を所有していた事は書きましたが
結局は気に入らずに手放してしまいました。
現在は京都に住む調律師さんの所に嫁いでいます。

手放した理由ですが
倍音と残響が凄過ぎて、弾き語りに向かないと思ったからです。
ソロギターとして弾くのでしたら、素晴らしいと思いますが
僕の声は太くて低いので、ギターばかり前に出てしまって
煌びやかな音に負けてしまうのです。

以前、御茶ノ水の楽器屋で今回入手した同じモデルのD-45 CTMを試奏して
レギュラーのMARTINと全く違う音に驚いた事が有りました。
表板がイングルマンスプルースなのが大きな違いだと思います。
あれから二年が経ち、ヤフオクで、ようやくゲットしたのがこのギターです。
このギターはMARTIN社が２５本のみ生産したモデルです。

倍音と残響感は以前のD-45と同じ傾向なのですが
弦の音がもっと太く、くっきりしています。
ギターのボリュームは爆音です。
フィンガーで軽く爪弾いても、レスポンスが良く大きな音がします。
センタークラックを修理した後が有るので割と格安でゲット出来たのが嬉しいです。
クラックの修理ですが、多少後は分かるものの、とても綺麗に仕上げて有ります。

二台目のゲットですので、最初の時ほど感動は有りませんが
最初のD-45を手に入れた時は、嬉しくて泣いた位です（笑
僕の年代は、CS&Nやガロ、さだまさし、南こうせつなどが使ってたD-45に憧れたものです。
大学は東京でしたが、渋谷のYAMAHAのガラスケースに飾って有ったD-45を
何度も眺めてはため息をついていました。

１９７０年代で八十五万円ですから今の物価にしたら幾らになるでしょう。
きっとあの頃、大卒の年収でも買えなかったかもです。
でも、このギターを人前で弾く勇気はないです（汗
ライブハウスにキャデラックで乗り付けるような感じで
このギターで歌うとなると、ギターに合った実力を要求されそうです。

かと言って床の間の飾りギターにするつもりは有りませんので
知り合いの方には、バンバン弾いて貰おうと思います。
親父達の憧れのギターですから
皆でD-45の凄さを共有したいです。