2009年04月05日
ギターの選び方
僕はコレクターでは有りません。
と言うとまさか~~~って声が聞こえて来そうですが(笑
結構、売ったり買ったりが激しいのです。
今まで所有したギターの合計は100本を越えていると思います。
僕は新品でギターを購入した事は有りません。
ギターを買うのは、質屋、リサイクルショップ、楽器店の中古です。
この頃はオークションで買う事も増えました。
普通の方ですと、現物を確認出来るSHOPで購入する事が多いと思います。
そこで、僕なりにギターの買い方を述べてみたいと思います。
①新品は買わない
新品を買うと、いざ売る時は半額以下になってしまいます。
それと新品はギターの材が安定しないので
ネック反りやブレーシング、ブリッジ周りなど
思わぬトラブルが発生する事が有ります。
②ネック状態を調べる
最近のギターのネックには調整が効く
アジャスタブルロッドと言われる金属の棒が仕組まれています。
レンチである程度の反りを調整出来るのですが
それでも限界が有ります。
反り過ぎたギターは絶対に手を出しては駄目です。
一番最悪なのは、ネックとボデイのジョイント部分が反る事です。
元起きとか腰折れとか言われていますが
そうなるとネックリセットか14フレット以後の指板を削るしかないです。
弦高は低いのは、大体、元起きが考えられますが
リペアの代金も高く、とんでもない請求書で泣く事になります。
③ブリッジ周りの浮きが激しくないか
どんなギターでも約70キロとも言われる弦の張力で引っ張られていますので
経年変化で、どうしてもボデイは膨らみます。
膨らんだ方が、良い音になるとわざわざ膨らみを持たすギターが有るほどですが
やはり膨らみ過ぎると、弦高が上がってしまい
どんどんサドルの高さが低くなってしまいます。
サドルがあまり低くなると、テンションが下がって
ギター本来のアタックの強い音がしなくなります。
ボデイの膨らみを治すのは、ほぼ不可能ですので
ネックリセットをしてネックの仕込み角度を変えなければならないのです。
ネックリセットは安くても五万円以上、平均で10万を越えます。
④良く鳴るかどうか
良い材が使われているギターは最初からよく鳴ります。
70年代のフォークブームの頃は
アコギは儲かるとの事で、家具屋や木工所までが
ギターメーカーの参入して来ました。
見てくれだけのギターが多々有りました。
メーカーはクレームが怖いので
見た目は勿論ですが、鳴る事を犠牲にして
頑丈に作られています。
⑤弾き易いかどうか
弾く人に合ったネックの太さ、弦高、ギター奏法を確認する。
当たり前の事ですが、どんな良いギターでも
弾き難いと何にもならないです。
後は奏法に適合したギターかどうかです。
ピックでガシャガシャ弾く人と
フィンガーで弾く人のギターは違います。
オールマイテイのギターは存在しないと思います。
⑥出来るだけ多くのギターを試奏させて貰う
楽器店に買いに行くと、精神的に舞い上がってしまい
冷静さを失います。
それと楽器店の音響上の作りもあります。
楽器店で弾いたら良かったけど
家に持って帰ったらそうでも無かったと言う事も有ります。
後は新しい弦の音に騙されない事です。
どんなギターでも新品の弦に張り替えた時は良くなります。
70年代のギターは殆どがそうでした。
良いギターは弦が死んでもある程度良く鳴ります。
ボデイが良く鳴っていると言う事でしょうね。
⑦ギターのボデイ全体を掌と腕の付け根で軽く叩いて見る
これは、ギター内部のブレーシングが外れかかってないかの確認の為です。
ブレーシングが外れていると、リミッターが掛ったような
ダイナミックレンジが狭くなりますし、音の伸びや深みが無くなります。
ブレーシングをきちんと治すだけで音が素晴らしく変化します。
⑧耳が肥えた人に付き合って貰う
素人さんがギターを買う場合、やはりギター歴の長い人に付き合って貰うべきです。
素人さんは、どうしても見てくれだけで選んでしまいます。
また、ギターの音は弾き手と聴き手では音の感じが全然違いますので
自分で弾くだけで無く、他の人にも弾いて貰い、聴き手として
音を確認して欲しいです。
⑨良いリペアマンを知っておく
私がある程度、現物を見れないオークションで購入するのも
仲の良いリペアマンの存在が有ります。
不具合の有るギターもすぐに修理して貰えますし
もの凄く高いギターでも、ネック折れとか、ボデイのクラックが有ると
格安で購入出来ますので、クラックの状態とリペア代を考慮して
かなり安くつくようでしたら、迷わず購入します。
⑩常に情報を集める
沖縄にはMARTINやGIBSONなどのギターが沢山揃った楽器店は少ないのですが
僕は頻繁に東京に行くので、御茶ノ水などの楽器店が集中する所はチエックします。
それとネットのJギターやデジマートで全国の中古ギターを調べる事が可能です。
後はオークションですが、あまりお勧めしません。
ネットの知識は勿論の事ですが、ギターの相場や年式等、かなり詳しくないと
ババを掴んでしまいます。
ネット詐欺も怖いですし、僕にも何回も詐欺メールが届いています。
もし、利用する時は、必ず詳しい人にアドバイスを貰い
相手の評価や質問に対しての返答がきちんとしているかどうか確認して下さい。
※長くなりましたが、上記の事を参考にして良いギターをゲット出来たらと思います。
後は、一生懸命働いて、資金を貯めて下さい(笑
もし、僕の所有のギターで欲しいギターが有ったら
一応、考慮しますので、メッセージ下さい。
売れないと言われてもがっかりしないでね。
時期によってはギター売買病が再発しますので
格安でゲット出来るかも(汗
と言うとまさか~~~って声が聞こえて来そうですが(笑
結構、売ったり買ったりが激しいのです。
今まで所有したギターの合計は100本を越えていると思います。
僕は新品でギターを購入した事は有りません。
ギターを買うのは、質屋、リサイクルショップ、楽器店の中古です。
この頃はオークションで買う事も増えました。
普通の方ですと、現物を確認出来るSHOPで購入する事が多いと思います。
そこで、僕なりにギターの買い方を述べてみたいと思います。
①新品は買わない
新品を買うと、いざ売る時は半額以下になってしまいます。
それと新品はギターの材が安定しないので
ネック反りやブレーシング、ブリッジ周りなど
思わぬトラブルが発生する事が有ります。
②ネック状態を調べる
最近のギターのネックには調整が効く
アジャスタブルロッドと言われる金属の棒が仕組まれています。
レンチである程度の反りを調整出来るのですが
それでも限界が有ります。
反り過ぎたギターは絶対に手を出しては駄目です。
一番最悪なのは、ネックとボデイのジョイント部分が反る事です。
元起きとか腰折れとか言われていますが
そうなるとネックリセットか14フレット以後の指板を削るしかないです。
弦高は低いのは、大体、元起きが考えられますが
リペアの代金も高く、とんでもない請求書で泣く事になります。
③ブリッジ周りの浮きが激しくないか
どんなギターでも約70キロとも言われる弦の張力で引っ張られていますので
経年変化で、どうしてもボデイは膨らみます。
膨らんだ方が、良い音になるとわざわざ膨らみを持たすギターが有るほどですが
やはり膨らみ過ぎると、弦高が上がってしまい
どんどんサドルの高さが低くなってしまいます。
サドルがあまり低くなると、テンションが下がって
ギター本来のアタックの強い音がしなくなります。
ボデイの膨らみを治すのは、ほぼ不可能ですので
ネックリセットをしてネックの仕込み角度を変えなければならないのです。
ネックリセットは安くても五万円以上、平均で10万を越えます。
④良く鳴るかどうか
良い材が使われているギターは最初からよく鳴ります。
70年代のフォークブームの頃は
アコギは儲かるとの事で、家具屋や木工所までが
ギターメーカーの参入して来ました。
見てくれだけのギターが多々有りました。
メーカーはクレームが怖いので
見た目は勿論ですが、鳴る事を犠牲にして
頑丈に作られています。
⑤弾き易いかどうか
弾く人に合ったネックの太さ、弦高、ギター奏法を確認する。
当たり前の事ですが、どんな良いギターでも
弾き難いと何にもならないです。
後は奏法に適合したギターかどうかです。
ピックでガシャガシャ弾く人と
フィンガーで弾く人のギターは違います。
オールマイテイのギターは存在しないと思います。
⑥出来るだけ多くのギターを試奏させて貰う
楽器店に買いに行くと、精神的に舞い上がってしまい
冷静さを失います。
それと楽器店の音響上の作りもあります。
楽器店で弾いたら良かったけど
家に持って帰ったらそうでも無かったと言う事も有ります。
後は新しい弦の音に騙されない事です。
どんなギターでも新品の弦に張り替えた時は良くなります。
70年代のギターは殆どがそうでした。
良いギターは弦が死んでもある程度良く鳴ります。
ボデイが良く鳴っていると言う事でしょうね。
⑦ギターのボデイ全体を掌と腕の付け根で軽く叩いて見る
これは、ギター内部のブレーシングが外れかかってないかの確認の為です。
ブレーシングが外れていると、リミッターが掛ったような
ダイナミックレンジが狭くなりますし、音の伸びや深みが無くなります。
ブレーシングをきちんと治すだけで音が素晴らしく変化します。
⑧耳が肥えた人に付き合って貰う
素人さんがギターを買う場合、やはりギター歴の長い人に付き合って貰うべきです。
素人さんは、どうしても見てくれだけで選んでしまいます。
また、ギターの音は弾き手と聴き手では音の感じが全然違いますので
自分で弾くだけで無く、他の人にも弾いて貰い、聴き手として
音を確認して欲しいです。
⑨良いリペアマンを知っておく
私がある程度、現物を見れないオークションで購入するのも
仲の良いリペアマンの存在が有ります。
不具合の有るギターもすぐに修理して貰えますし
もの凄く高いギターでも、ネック折れとか、ボデイのクラックが有ると
格安で購入出来ますので、クラックの状態とリペア代を考慮して
かなり安くつくようでしたら、迷わず購入します。
⑩常に情報を集める
沖縄にはMARTINやGIBSONなどのギターが沢山揃った楽器店は少ないのですが
僕は頻繁に東京に行くので、御茶ノ水などの楽器店が集中する所はチエックします。
それとネットのJギターやデジマートで全国の中古ギターを調べる事が可能です。
後はオークションですが、あまりお勧めしません。
ネットの知識は勿論の事ですが、ギターの相場や年式等、かなり詳しくないと
ババを掴んでしまいます。
ネット詐欺も怖いですし、僕にも何回も詐欺メールが届いています。
もし、利用する時は、必ず詳しい人にアドバイスを貰い
相手の評価や質問に対しての返答がきちんとしているかどうか確認して下さい。
※長くなりましたが、上記の事を参考にして良いギターをゲット出来たらと思います。
後は、一生懸命働いて、資金を貯めて下さい(笑
もし、僕の所有のギターで欲しいギターが有ったら
一応、考慮しますので、メッセージ下さい。
売れないと言われてもがっかりしないでね。
時期によってはギター売買病が再発しますので
格安でゲット出来るかも(汗
Posted by goyaman at 22:47│Comments(2)
│ギター
この記事へのコメント
ブログ拝見しました。
今とてもギターが欲しくて
たまらないのですが。
なかなかこれだーーー!
っていうものに出会いません(T ^ T)
小さめのボディーのを
探しています。
もし良かったら
見せてもらえませんか?
今とてもギターが欲しくて
たまらないのですが。
なかなかこれだーーー!
っていうものに出会いません(T ^ T)
小さめのボディーのを
探しています。
もし良かったら
見せてもらえませんか?
Posted by L★SKYWALKER at 2014年05月01日 09:01
L★SKYWALKERさん、せっかくコメントを頂いたのに
返事が遅れてすみませんでした。
L★SKYWALKERさんは、スモールサイズのギターを
お探しなのですね、いきなり自宅に招いて
ギターを弾いて頂く事は、流石に怖いです(^_^;)
予算や音の傾向などに付いてはメールで相談に応じますので
オーナーへのメッセージの所から直接メールを下さい。
返事が遅れてすみませんでした。
L★SKYWALKERさんは、スモールサイズのギターを
お探しなのですね、いきなり自宅に招いて
ギターを弾いて頂く事は、流石に怖いです(^_^;)
予算や音の傾向などに付いてはメールで相談に応じますので
オーナーへのメッセージの所から直接メールを下さい。
Posted by goyaman
at 2014年05月17日 23:36

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