2009年07月16日

取替えっこしたギター Taylor 814 C

取替えっこしたギター Taylor 814 C

僕にとっては、初めて所有する事になったTaylor 814 Cです。
僕のギター(機種名は秘密)と取替えっこしました。
三年前にLAのギターセンターと言う楽器屋に行った時の事です。
TAILORのアコギばかりで、MARTINの品揃えが少ないので
クレームを言ったら、お店のスタッフいわく
アメリカで一番売れているギターはTAILORで
MARTINはお爺さんが使うギターだと言われて
憤慨した事が有ります(笑
本日家に届いたので、色々とチエックしてみました。

取替えっこしたギター Taylor 814 C

このギターの製造年はシリアルから2000年だと思われます。
現在のモデルはポジションマークが派手ですが
この頃の物はベイシックなドットマークで
僕はこちらが好みです。
ケースは今の重たいビンテージタイプでは無く
MARTINのレギュラー同様に樹脂製の物が付属しています。
僕はこのケースが軽くて持ち運びし易いので好きです。

殆ど傷も無く、前オーナーは殆ど弾かずに
ケースに入れたままだったようです。
テイラーが創立したのは1990年代で
設立後10年目のギターですので表板も
かなり細かい目のシトカスプルースが使われています。
MARTINのD-45クラスに匹敵する材だと確信出来ます。

バックサイドはインデイアンローズウッドです。
発売当時の定価が50万以上だけあって
MARTINの上位モデル並みの濃い木目の材です。

取替えっこしたギター Taylor 814 C

カッタウエイモデルですので、ハイフレット奏法や、リードもやり易いです。
トラデイショナルなMARTINと違って現代風のデテイールですね。
サウンドホールにアバロン貝の縁取りがされています。
ピックガードも個性的な形です。

取替えっこしたギター Taylor 814 C

ブリッジのデザインも、とても個性的です。材はエボニーだと思われます。
サドルはタスクです。タスクを好む人も多いのですが
僕はキラキラし過ぎて、線が細い音ですので
牛骨か象牙に変えようと思っています。
タスクは摩擦に弱く、すぐに磨り減ってしまいます。
サドルを交換すると、多分音も太くボデイ鳴りがすると思います。

取替えっこしたギター Taylor 814 C

TILORのネックはボルトオンジョイントです。
この方法は賛否両論有りますが
ネックのリペアがし易く、従ってリペア代も安価です。
MARTINなどの場合、ネックの元起きやブリッジ周りの浮きで
ネックリセットをお願いする場合、10万前後を覚悟しなければならないので
弦を張りっぱなしにしても安心です。

取替えっこしたギター Taylor 814 C

カッタウエイ部分のアップですが、ずっと見つめていると
現代的な美しいギターだと思います。

取替えっこしたギター Taylor 814 C

バック部分の写真ですが、先ほども書いたようにローズウッドの材は
良い物が使われています。
MARINでも近年物は木目がはっきりしない物が多いです。

このギターを弾いて見た感想ですが
MARTINと比べて薄く、エレキメインの人にも弾き易いのではないでしょうか。
ナット幅も広からず狭からずです。
タスク素材のナットとサドルのせいか、音は幾分硬質ですが
エッジの効いた音で、かなりの爆音です。

コードストロークやインストをやっても音の分離間が良く
オールマイテイなギターだと思います。
このギターは押尾コータローも使用しているそうです。

ミキサーでマイクを使用して音を聴いて見ましたが
MARTINなどの倍音の強いギターに比べて
かなりマイク乗りが良いです。
恐らく弾いている人より聴衆に向かって
遠鳴りするギターではないでしょうか。

GIBSON的なシャカシャカ感も適度に有って
いつまでも弾いていたくなります。
ボルトオンジョイントは音の伝達が妨げられて
あまり良い音がしないと思い込んでいましたが
誤解だった事に気付きました。
アメリカで一番売れているだけの事は有りますね。






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アルテ崎山
アルテ崎山(2015-10-05 08:16)


Posted by goyaman at 22:51│Comments(13)ギター
この記事へのコメント
いよいよテイラーギターを手に入れましたかぁ~…!!

私の友だちの、西銘さんが弟さんの進めで購入したテイラーギターは、素晴らしい音色ですが引き込まなければ楽器は音色で応えてはくれないから、タップリ引き込んで愛してあげて下さいね~!!
Posted by ゲンちゃん at 2009年07月17日 00:01
元治さん、コメント有難うございます。
僕は、ギターの本数を増やさない事に決めましたので
取替えっこする事にしました。
テイラーを持つのは初めてですが
音の分離間も良く、ボリュームも大きいので
結構活躍しそうです。
沖縄に持って帰りますので
弾いて見て下さいね。
Posted by goyamangoyaman at 2009年07月17日 00:02
真夜中のサンルーフです(笑

余りにも暑いので起こされてしまいました~♪

しかし、それはギターの神様に起こされたことに気づきました~♪

なぜなら今こうしてGoyamanさんのブログを読んでいるからです~♪

Goyamanさんにとっては初めてのTAILORで熱い夜なんでしょうね~♪
Posted by サンルーフサンルーフ at 2009年07月17日 03:20
サンルーフさん、おはようございます。
テイラーのギターは素晴らしいです。
僕らの年代になると、いつまでも
MARTINやGIBSONのみを神格化しちゃいますが
歴史の新しいメーカーでも
良いメーカーが有るんですね。

僕はこれ以上ギターを増やさない事にしているのですが
東京に居ると楽器屋は多いですし
ギター好きの友人も多いので
すぐに増えてしまいます。

これ以上増えるとギターの神様に怒られてしまいそうなので
あまり弾かないギターはヤフオクで売ったり
楽器屋に委託に出したりしています。
サンルーフさんのライブの画像では
YAMAHAのモデルを使っていますが
中々素晴らしい音だと思いますよ。
FGモデルでしょうか?
Posted by goyamangoyaman at 2009年07月17日 09:12
おはようございます、goyamanさん。

最近、わたしがよく使うのはヤオフクで手に入れた

映像でもご存知の通りの

YAMAHA L-8です。

学生時代、クラッシックをしていたせでしょうか、

マイクやピックアップに頼らない

アコーステックな音が好きです。
Posted by サンルーフ at 2009年07月17日 09:55
サンルーフさん、朝からギター談議が出来るなんて最高です(笑
YAMAHAのL-8は友人も持っていますが、素晴らしいギターです。
その上のL-10になるとプレミアムが付いています。

サンルーフさんはクラシックからの転向なんですね。
僕もエレアコの音が大嫌いです。
ただし、ライブハウスなどの大音量で
アコギの音をマイクに拾うのはハウリングの問題などで大変ですので
ピックアップを使う人が多いです。

出来る限り、生音に近付ける為に大枚を叩いて来ましたが
やはり生音には遠く及びません。
フィンガーソロの方がも色んなピックアップを使っていますが
エフェクトを多用した音で本来の生音とは言い難いと思います。
Posted by goyamangoyaman at 2009年07月17日 10:14
goyamanさん

先日は親切な回答&アドバイス本当にありがとうございます
あの後いとこのお兄ちゃんからS,YairiのYD-42を頂き引き込んでる所です

自分なりに考えたのですがもう一本竿を買ってからピックアップを買おうと思い高良楽器に出向いた所HEADWAYのアコギがあったんですが品質的にはHEADWAYはどうなんでしょうか?試奏もしてないし機種名も覚えてないんですが77000円位だったと思います何か分かることがあり教えてくれるなら幸いです(^O^)/

また東京にはチョイキズで相当価格が変動するとギター教室の先生から聞いたのですがオススメの通販サイトを教えて欲しいです(^-^)/

まだアコギの世界がよく分からないんでご指導お願いしますo(^▽^)o
Posted by わちょる at 2009年07月18日 00:32
わちょるさん、返事遅れて申し訳ないです。
SYAIRIのSD-41は確か中国製のギターですよね。
頂き物のギターとしては、総単板のギターですし
まあまあだと思います。

もうい一本ギターを買いたいとの事ですが
頂き物のギターに不満でも有るのですか?
弾き難いとかでしたら、リペアに出して
ナットとサドルなどを調整して
インストに適した弾き易く調整したらどうでしょうか?

僕は売られた状態だと無難に弦高などが高いのです。
沖縄には小野君と言う良い腕を持ったリペアマンが居ます。
僕は購入したギターを全て彼に調整して貰っています。

HEADWAYは国産のギターとしては素晴らしいメーカーですが
楽器屋に売られている七万円代のギターだと
やはり中国製のシリーズですからお勧めは出来ません。

東京ではギターのアウトレットを扱っているお店や
中古のギターを扱っているお店がいっぱい有ります。
ちょい傷は勿論通常の値引きより安くなります。

例えばMARTINのD-18ですと128000円位から
D-28だとたまに、148000円位から手に入ります。
全国の楽器屋さんからお買い得のギターが探せるサイトは
「Jギター」や「デジマート」で探す事が出来ます。
ただし、製造からかなり年数の経ったギターはお勧めしません。
ネックが反っていたり、ブリッジ周りが膨らんでいるギターが
数多く有ります。

頂き物のギターを調整に出して
もう一本のギターを買うより
ピックアップにお金を掛けた方が賢明だと思います。
僕は直接楽器屋回りをして手に入れたり
デジマートやJギターで探したり
後はヤフーのオークションで売買したりしています。
Posted by goyamangoyaman at 2009年07月18日 02:37
型番は確認していませんが、
僕のYAMAHAの里子でギターを始めた友人が
最初に買ったギターがテイラーでした。

とにかく、よく胴鳴りするギターで、
ストローク大好きの友人がガンガン弾いて、
L-10やOOO-28ECじゃ、とても太刀打ち出来なかったなぁ。

今じゃ、娘を生んで、
いつかは3人で弾く約束をしてますが…。
きっと、ストローク親子になるんだと思います(笑)。
Posted by myao at 2009年07月18日 22:03
goyamanさんこんばんはo(^▽^)o

何回もcommentすいません

その小野さんというリペアマンはリペアショップを開いてるのですか?できればリペアショップでやってるのであれば場所を教えて欲しいです

後、調整にはいくら位かかるのでしょうか?部位によって変動するとは思いますが

基本的な工費について教えて欲しいです
毎回毎回本当にすいません
Posted by わちょる at 2009年07月18日 23:14
myaoさん、コメント有難うございます。
テイラーはアメリカでは一番の売り上げらしく
若い人達には抜群の人気のようです。

テイラーのギターは最初から良く鳴るように作られていると思います。
徹底した機械化とネックジョイントをボルト化した事によって
当たり外れの無いメーカーだとではないでしょうか。

今日、行きつけのライブハウスに持って行ったのですが
マイク乗りが良く、ピッキングにしてもフィンガーにしても
弾いている自分がうるさい位でした。

ただし、音質はMARTINなどに比べて、太く固めです。
ライブ向きのギターだと思いますね。
ネックはナット幅は普通なんですが
薄いので、エレキメインの人にも弾き易いです。

娘さんと三人でギター弾くなんて素晴らしいですね。
現代版サウンドミュージックの世界を
ぜひ実現させて下さい。
Posted by goyamangoyaman at 2009年07月19日 00:40
わちょるさん、僕が懇意にしているリペアマンは
小野さんと言って、東京の出身なのですが
沖縄でリペアショップを自宅で開いています。
結構、プロの人達も利用しているので
腕は確かです。ナットやサドルの調整も安価にしてくれます。
付いている物の調整のみですと
ナット調整1000円、サドル調整1000円位だと思いますが
ギターの状態で様々ですから確かでは有りません。
東京辺りのリペアショップより絶対に安いです。
場所は浦添の伊祖城址公園の傍です。
電話番号をネット上で公開するのは
本人の許可が要りますので
このブログのメッセージを送るとの所から
僕にコメントでは無くメッセージを下さい。
Posted by goyamangoyaman at 2009年07月19日 00:46
わちょるさん、僕が懇意にしているリペアマンは小野さんと言って、東京の出身なのですが沖縄でリペアショップを自宅で開いています。結構、プロの人達も利用しているので腕は確かです。ナットやサドルの調整も安価にしてくれます。付いている物の調整のみですとナット調整1000円、サドル調整1000円位だと思いますがギターの状態で様々ですから確かでは有りません。東京辺りのリペアショップより絶対に安いです。場所は浦添の伊祖城址公園の傍です。電話番号をネット上で公開するのは本人の許可が要りますのでこのブログのメッセージを送るとの所から僕にコメントでは無くメッセージを下さい。
それか小野さんは、国際通りに有る
高良レコード店に持っていけば良いです。
そこに持って行って小野さんにお願いしますと
言って下さい。
Posted by goyamangoyaman at 2009年07月21日 20:57
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