2010年06月08日

YAMAHA FG-500をゲット!!(2)

YAMAHA FG-500をゲット!!(2)

ギターが到着したのは、昨晩の配達時間ぎりぎりの九時でした。
大きなダンボールを空けると
懐かしいYAMAHAの専用ケースが出て来ました。
中古なので、ちゃんと弾けるギターで有る事を
祈りを込めながら、ギターを取り出しました。

......................................................←沈黙

まずは、ネックを見てみます。
大きな反りは無いようです。
弦は、楽器屋さんのサービスで
ダダリオのEJ-16のフォースファーライトが張って有ります。

バリーン♪
低音が凄いです!!
高音はキラキラした鈴なりの音です。
ちょっと指弾きで弾いても、大きな音です。

そこで張って貰ったばかりの弦を外して
僕のレギュラー弦で有る、エリクサーのブロンズライトに張り替えました。
低音は更に深く大きな音です。
低音弦の音の出方に関しては、僕の持っているどのMARTINより大きいです(汗
高音弦は、MARTINのように強い倍音を伴った音では有りませんが
枯れていて、スムーズに出ています。

低音弦の音に比べて、高音側は、少し大人しい感じですが
サドルが低すぎる事が原因なので
調整すれば、更に太く前に飛び出る音になりそうです。

僕の東京のアパートは壁が薄いので
思いっ切り弾く事は出来ませんが
つまびくように弾いても
部屋中のギターの音が飛び散る感じです。
ボデイの振動がお腹にずんずん来ます。
それに、ネックまで振動していて
弾いていて、とても気持ちが良いです。

YAMAHA FG-500をゲット!!(2)
この年代のギターのネックは、長年、張力が掛けられていただけ有って
ネックの反り、元置き等のトラブルが殆どなのですが
大切に扱われたのか、概ね良好です。

ネックの塗装は、かなり弾き込まれたようで
サイドに塗装の剥げが有りますが
ラッカーでは無く、強靭なウレタン塗装が剥がれるまで
相当弾いてくれたのでしょう。
これは、全く気になりませんし、勲章みたいなものです。

YAMAHA FG-500をゲット!!(2)

本体の裏板の写真ですが、本当に見事なハカランダ(ブラジリアンローズ)です。
MARTIN社でも1969年まではハカランダが使われていましたが
ブラジル政府が資源保護の為、丸太のままの輸出を禁止した為
今は、殆どのメーカーがインデイアンローズを使っています。

カスタムものでハカランダ使用のギターが有りますが
かなり高価な値段です。
あの頃のYAMAHAは、ピアノや、バイオリンなどの弦楽器も扱っていたので
素晴らしい材のストックが有ったのでしょう。

表板も調べましたらスプルースとしか分かりませんが
かなり細かい木目で、MARTINの最上位モデル並みです。
このギターのシリアルで製造年月日を調べていますが
恐らく、発売当初の1969年製だと思います。
と言う事は、僕が中学三年生の頃になります(汗

僕が先輩に弾かせて貰ったのは、大学一年生の頃ですので
1973年、このギターの生産は終了していた事になります。

YAMAHA FG-500をゲット!!(2)

ペグもオリジナルで残っていて、よっぽど手入れしていたのか
チューニングしていても、良い状態です。
他社製に交換したい衝動も有りますが
せっかく前オーナーが大切にして来たので
そのまま残して置く事にします。

FG-500は、僕が信頼しているリペアマンの小野君にお願いして調整して貰い
東京や沖縄のギター好きの友人達に弾いて貰いたいと思います。
いつか手に入れたいと思いながらも40年近く経ってしまいました。

あっ最後に、MARTINやGIBSONと比べて見た音の感想を書きます。
FG-500はMARTINよりもGIBSONに近い感じです。
僕が以前所有していた1962年製のGIBSON J-45に近いです。
J-45はアジャスタブルサドルを固定サドルに改造したものですが
そのJ-45の音をもっと太くした感じで、音量も更に大きいです。
コードストロークをすると、特に低音はうるさい位です。
普通、アパートの部屋で歌う時は
ギターを軽くつまびいて、ささやくように歌うのですが
ちょっと弾いても大音量なので、困ってしまいます。
まあ、軽いタッチでも鳴ると言う事は素敵な事ですので
嬉しい悲鳴です(笑



同じカテゴリー(ギター)の記事
アルテ崎山
アルテ崎山(2015-10-05 08:16)


Posted by goyaman at 22:01│Comments(2)ギター
この記事へのコメント
YAMAHAだ☆
FGは先輩が大切にしていたギターです。
僕は負けずにバイトして、L-10と暮らすことになりました。

高音のキラキラ感…。
懐かしいですねぇ♪
Posted by myaomyao at 2010年06月09日 20:29
myaoさん、コメント有難うございます。
飲みに行ったので返信遅れてすみません。
L-10も名機だと思います。
大切にしてあげて下さいね。

大切に扱っても
経年変化で、リペアが必要になります。
特に日本は寒暖の差や湿度の差が激しいので
ギターの調子がおかしいと思ったら
すぐに調整に出しましょう。

そうする事で、次の世代に引き継ぐ事も可能です。
Posted by goyamangoyaman at 2010年06月10日 01:50
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。