2010年11月13日

MARTIN D-28CWB(クラレンス・ホワイト ブラジリアン)

MARTIN D-28CWB(クラレンス・ホワイト ブラジリアン)

東京の池袋に有るプレイヤーズの常連さんのUさんが
MARTIN D-28CWBをついにゲットしたと聞いていましたが
お店に持って来られるとの事でしたので
早速飛んで行きました。

Uさんは、MARTIN D-42,GIBSONのハミングバードの
バックサイドのコアのカスタムモデルなど
沢山の素晴らしいギターをお持ちです。
Uさんは、高価なギターでも
皆に惜しげも無く弾かしてくれます。
しかも、お店にしばらく置いてくれたりと
手に入れたギターを皆と共有してくれます。
とても優しい方です。

MARTIN D-28CWB(クラレンス・ホワイト ブラジリアン)

スペックは以下の通りです。

BODY SIZE : D-14 Fret
TOP : Solid Adirondack Spruce
TOP BRACING PATTERN : D-OMLE Forward Shifted
TOP BRACES : Solid Adirondack Spruce/ Scalloped 5/16" Golden Era
BACK&SIDES : Solid Brazilian Rosewood
BINDING : Grained Ivoroid
TOP INLAY STYLE : Fine Herringbone
NECK : Solid Genuine Mahogany, Modified V Shape
HEADSTOCK : Solid / Long Diamond / Tapered
HEADPLATE : Solid East Indian Rosewood / Large Golden Era Style Logo
FINGERBOARD : Solid Black Ebony, 20F
SCALE : 25.4"
NUT WIDTH : 1 3/4"
FINGERBOARD INLAYS : Diamonds&Squares - Long Pattern
FINISH BACK&SIDES : Polished Gloss / Dark Filler
FINISH TOP : Polished Gloss / 1935 Style Sunburst
FINISH NECK: Semi Gloss / Dark Mahogany Stain / Dark Filler
BRIDGE : Solid Black Ebony, 1930s Style Belly - Long Saddle
SADDLE: 16" Radius / Fossil Ivory
TUNERS : Gotoh Nickel Open Geared w/ Butterbean Knobs
BRIDGE&END PINS : Fossil Ivory w/ Black Dots
PICKGUARD : I-03 Tortoise Color / Beveled and Polished

MARTIN D-28CWB(クラレンス・ホワイト ブラジリアン)

言わずと知れた、ブルーグラスの名プレイヤーのクラレンス・ホワイトモデルです。
通常のD-28に比べて、サウンドホールが大きいです。
TOPがアデイロン、バックサイドがハカランダです。

同じスペックでは、MARTIN D-28GEが有りますが
ナット幅が44.5ミリで広いのですが
このモデルは通常のサイズで、とても握り易いです。

音は、D-45を凌駕する位、倍音とサステイーンが素敵です。
まるでエフェクトを掛けた感じです。
D-28GEに比べて音は柔らかめです。
弾き込んでいないギターですので、まだまだ音が育つと思います。

ラージホールのせいか、力強くピッキングをしても
音が暴れません。
中広域もアデイロンダック特有の芯の有る音です。
御茶ノ水のHOBOSで格安でゲットしたそうですが
ハカランダボデイのギターは、毎年高騰していているので
手に入れられて良かったと思います。
Uさん、素敵なギターを皆に弾かしてくれて
心から感謝します。
未だに興奮が覚めやらないです。

MARTIN D-28CWB(クラレンス・ホワイト ブラジリアン)

この日僕が持参したギターはYAMAHA FG-500です。
1970年代初頭のモデルで、バックサイドは柾目のハカランダです。
小田和正さんも持っていますね。
このギターを購入した時が一番嬉しかったそうです。

音は、MARTINよりGIBSON系の音です。
ハカランダ特有のレスポンスの良さで
ピッキングしても音の分離感が素敵です。
僕もUさんと同じく、所有のギターは
出来る限り、多くの人に弾いて欲しいです。


MARTIN D-28CWB(クラレンス・ホワイト ブラジリアン)

この日は、ネイキッドツイスターズのドラマーの
ゼンさんと、原生林のこうもりさんと一緒にプレイです。
こうやって仲良しさんと一緒にプレイする時は
僕にとって至福の時です。




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アルテ崎山(2015-10-05 08:16)


Posted by goyaman at 11:28│Comments(12)ギター
この記事へのコメント
いい音が 聞こえて来そうです
ラフな感じでいいですね
Posted by raurau at 2010年11月13日 12:14
rauさん、おはようございます。
ギターは木で出来ているだけに
木材の種類、作り込み、個体差で
素晴らしいギターが有ります。
東京は人口が多い分層が厚いですから
普段なら出会えないようなギターを持った人と
知り合いになれるチャンスが多いです。
このような高価なギターは
楽器屋で試奏する勇気は有りませんので
とても有難いです。
Posted by goyamangoyaman at 2010年11月13日 12:21
先月、「クラレンス・ホワイトのギター」という1978年に出版された本を
Yahoo!オークションで入手しました。
http://sg11.exblog.jp/15216458/

その本の中に掲載されていた東海楽器製のクラレンス・ホワイト・モデルが
欲しいな、と探したら価格「ASK」で売られていますね。
http://www.j-guitar.com/sp/sea/view_detailt.cgi?pid=12281392

日本製ギターの好きな私にはgoyamanさんのハカランダのYAMAHA
FG-500がとても気になります。
http://www.j-guitar.com/sp/sea/view_detailt.cgi?pid=11381693

このところ、読書、CD&DVDばかりでギターを弾く時間が少ないです。
とりあえず、次のお休みに弦でも張り替えます。
Posted by ご@沖縄 at 2010年11月13日 22:59
ご@沖縄さん、コメント有難うございます。
どんどん突き詰めて行くタイプのようですね(笑
沖縄にはアコギマニアが少ないと思うので
研究してブログで発表して欲しいです。
僕はブルーグラスやC&Wは全く詳しく無いのです(汗

MARTIN社がブレーシングをスキャラップから
ノンスキャのブレーシングにしたのは
ブルーグラスプレイヤー達が
ミデイアム弦やヘビー弦を張り始めた為に
TOPの浮きを防ぐ為だと聞いています。

キャッツアイもクラレンスホワイトモデルを作っていたのですね。
日本製のギターは惜しい事に、ラッカー塗装では無く
ポリウレタン系で厚く仕上げているので
音が育ち難いと思います。
キャッツアイは、以前持っていた事が有りましたが
MARTINとは別物の音でしたよ。

YAMAHA FG-500は探して居る人が多いですね。
僕も手に入れるまで、40年近く掛かりました。
弦が死んでも、美しい音で鳴ります。
楽器屋に出ても、すぐに売れちゃうみたいですね。

ご@沖縄さんさんは執念の人のようですから
いつかきっと手に入れると思います(笑
Posted by goyamangoyaman at 2010年11月14日 00:18
ご@沖縄さん、僕は近々、最後のギターを買おうと計画中です。
色々ギターを買ったり売ったりして来ましたが
やはりマホが好きなんです。
最終的にはMARTIN D-18 Authenticです。
僕のFG-500は、近々手放すつもりです。
詳しい事は、メッセージ下さい。
Posted by goyamangoyaman at 2010年11月14日 00:34
確か!
クラレンス ホワイトの権利は
サンタクルーズが持ってるんじゃなかったかな?
だから表立って「クラレンス ホワイト シグネチャー」
とは出せないようになってるはずてますよ。
サンタクルーズじゃなかったかな?
あっちこちで出てますよクラレンス のモデル
ラージホールならクラレンスか?て感じ(笑)
元々MartinのD-28なんですからね、何処から出しても
パチモンはパチモンですよ(苦笑)

ラージホールのCWは一度弾いてみたいですね
確かローズモデルも出てますよね!買え無いけど(笑)
Posted by HiDE at 2010年11月15日 08:24
HiDEさん、コメント有難うございます。
確かに先にこのモデルを出したのは
サンタクルーズだと思います。

Uさんがこのモデルを買ったのは
サンタクルーズモデルだからと言うより
アデイロンTOPでバックサイドがハカランダと言う
究極の組み合わせだからです。

例えば、D-28GEだと100万越え確実ですから
同じスペックで、HOBOSさんで
70万ちょっとでしたので購入したのでしょう。

近年物は別として、MARTIN社の小憎らしい所は
概観は変わらずとも、材料を変えたり
ブレーシングの形状、ネックの太さ
材の厚み、ネックの仕込み角度
ロッドの違いなどで、別物の音がする事です。

僕の友人がD-28GEを持っていますが
同じ材を使っていてもD-28CWBは
音がかなり違います。
池袋のプレイヤーズには
Uさんのように素敵なギターを所有していて
しかも気軽に弾かせてくれる方が多いので
ぜひお連れしたいです。
Posted by goyamangoyaman at 2010年11月15日 10:04
ご無沙汰しております。
東京はこちらに比べるとかなり寒いようですが、
大丈夫でしょうか?
それでもきっと、アロハで過ごされていることとは思いますが。
さて、私の記憶が正しければ、
「サンタ・クルーズのラージ・サウンドホール・モデルはトニー・ライス」だったような・・・と思い検索をかけてみると、
染村氏のブログに以下のような記事が・・・
http://www2s.biglobe.ne.jp/~somemura/tony.html
当該ギターのクラレンス・ホワイトの入手経緯、
またトニー・ライスの手元に至るまでの経緯も書かれてました。
参考にされてみてはいかがでしょうか?
「トップが異常に薄い」とか、
現在、取り付けられている鼈甲製ピックガードにまつわる話等々、
興味深いですよ。
Posted by Seagull T at 2010年11月15日 14:45
Seagull Tさん、コメント有難うございます。
最近、東京に来られる事も少なくなったので
一緒に池袋で遊ぶ事が出来ず寂しい思いをしています。

染村さんのサイトは、時々拝見しています。
さすが染村さん、クラレンスホワイトのギターに付いても
詳しく説明されていますね。

アデイロンダックは表板の材としては最も固いので
TOPをぎりぎりまで薄く出来たのだと思います。
それにあの年代だと、ミデイアムやヘビーゲージを張る人も無く
MARTIN社でも、ブレーシングや表板を薄く作る事が
可能だったのでしょうね。

東京は人口も多くてギターの層も厚いので
色んなギターを弾く事が出来て、嬉しい限りです。
Posted by goyamangoyaman at 2010年11月15日 21:13
このモデルでハカランダが
大阪の三木楽器にありました。
ローン組もうかと思いましたが
さすがに限度額を超えていました…。
Posted by k@zz at 2010年11月16日 08:30
k@zzさん、三木楽器のHPは毎日チエックしています。
東京と同じ出物が有っても関西の楽器屋は
東京より幾分安いのです。

三木楽器は、たまに大阪に出張した時
アメ村と梅田店を見に行きますよ。
Posted by goyamangoyaman at 2010年11月16日 10:29
クラレンス・ホワイトの名前を使って
ギターを出す権利はコリングスが持っていたんでした
97年当時に出したHD-28LSVはクラレンス・ホワイトのモデルで
当時はクラレンスの名を表立って付ける権利が無かったんですよね
http://m2w.net/wiki/index.php/Image:HD-28LSV.jpg

今はCWと付けてる所を見るとその権利は借りたか売ってもらったんですかね?
丸ごと一冊マーティンD-28で読んだのを思い出して
引っ張り出して来て調べちゃいました(笑)
Posted by HiDE at 2010年11月17日 18:10
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