2011年09月09日
東池袋 プレイヤーズの夜 MARTIN 000-28EC
前から弾きたかったMARTIN 000-28ECを
ヤジマンさんが持って来ていると言うので
早速弾かせて貰いました。
エリッククラプトンのシグネイチャーモデルですね。
最近のMARTINはシグネーチャーモデルを乱発気味ですが
このモデルは、クラプトンのアンプラグドライブをきっかけに
作られたモデルで、苦境に喘いでいたMARTIN社を
救うきっかけになったとも言われていて
大ヒットしたモデルです。
ナット幅は通常の000サイズより広めで
僕が持っているOM-28に近い三角ネックです。
ヤジマンさんは、このギターを手に入れたものの
気に入っておらず、手放したがっていました。
弾かせて貰いましたが、弦鳴りで
ボデイに音が響かず、MARTINライセンスのSIGMAに近い感じです。
音量もリミッターが掛かった感じです。
よもやと思い、軽く叩いて見ると
裏板から異音がしています。
これは間違い無くブレーシングが浮いています。
それも、かなりの広範囲です。
ヤジマンさんがこのギターが気に入らないのは
当たり前です。
日本のように、夏は高温多湿で
冬は乾燥する気候は、ギターには過酷です。
木の収縮により、ブレーシングが浮く事が多いのです。
ブレーシングの再接着は意外と安価なリペア代で済みますから
早めにリペアに出す事をお勧めしました。
ブレーシングが浮いているかどうかを
簡単に判断する方法をお教えします。
このように、グーのような感じで
ギターを叩いても、分かりません。
指を開いて、手の甲で叩くと、すぐに判断出来ます。
その方法で、異音が出たら、ブレーシングが浮いています。
ギターが鳴らなくなったと思ったら
ブレーシングの浮きを疑って見て下さい。
Posted by goyaman at 02:02│Comments(0)
│ギター
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