2011年12月09日

手放したギター MARTIN D-76

手放したギター MARTIN D-76


たまには、手放したギターについて書きたいと思います。

MARTIN D-76です。

日本では石川鷹彦さんが使用していますね。


僕が最初に手に入れたギターは

MARTINのD-18Sと言う12フレットジョイントのモデルです。

その後、70年代のD-28を2台とD-41を手に入れましたが

ギターの鳴りが気に入らず、手放してしまいました。


あの頃はブレーシングの浮きなどの知識が無く

鳴りの悪さやサステーンの無さは

そのせいかも知れません。

その当時は、僕にはドレッドノートのサイズの音が

好みに合わないと思いこんでいました。


手放したギター MARTIN D-76


D-76は、沖縄のアメリカ兵相手のPOWN SHOP(質屋)で見つけました。

その当時、沖縄の質屋でエレキは有っても

MARTINやGIBSONのアコギの出物は、とても珍しいのです。


質屋の薄汚れたガラスケースにブルーケースを見つけた時は

久々に動悸が激しくなりました。

質屋の主に見せてくれとお願いして

ケースを開けると、何とMARTIN D-76が(汗

チューニングして弾いて見ると

今までDサイズが合わないと思っていた

僕の気持ちが吹っ飛びました。

倍音とサステーンが凄くて

ギター全体から放射状に音が出ている感じです。

僕は、プライスを値切りに値切って手付金を払い

あの頃は携帯電話を持って無かったので

公衆電話から嫁に残額を用意するように伝え

猛スピードで家に取って帰って

めでたく僕が所有する事が出来ました。


手放したギター MARTIN D-76


D-76が発売された当時、確かキャッチフレーズが

アメリカ建国200周年モデルで

D-45と同じグレードの材を使っているとの事でした。

当初は200本限定のはずでしたが

あまりの売れ行きにMARTIN社では

追加生産をしてしまいます。


追加生産したD-76は余り売れずに

お茶の水の楽器夜では

かなりの安値で売られていました。


手放したギター MARTIN D-76


バックが3ピースですから

D-35に近いと思いますが

D-28のようにドンシャリな音では無く

フィンガータッチでも良く鳴りますし

均一的な音の出方は、D-35特有の

トップのブレーシングが細いと言う事が

影響しているかも知れません。


このギターはヤフオクに出品しましたが

入札が殺到して、価格がどんどん釣り上がり

余りに高値になりそうでしたので

40万円を超えない時に落札としました。


確か購入された方は関西の人でしたが

落札出来た事が信じられないと言っておられました。

D-76に長年憧れていたらしく

ヤフオクの入札の日は、会社を休んで

パソコンの前に張り付いていたそうです(笑


このギターは大切に使用して来ましたので

目立つ傷は殆ど無く

ピックガードのめくれも早めに対処しましたので

MARTINクラックも有りませんでした。



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アルテ崎山
アルテ崎山(2015-10-05 08:16)


Posted by goyaman at 11:01│Comments(4)ギター
この記事へのコメント
懐かしい D-76ですね
何度か弾かせてもらいました、

確か、GOYAMANさん

そのときももうこれで十分と言っていた気がします
甘くバランスの良い音色で心地の良かったです

なぜか不思議と
数回あった音も記憶に残ることがあります。

思い出しました。
Posted by Vic at 2011年12月09日 14:12
Vicさん、コメント有難うございます。

D-76は手放してしまいましたが

Dサイズが自分には合わないと言う思い込みが

間違いだと教えてくれたギターです。

それと、Vicさんが所有している

1970年製のジャーマンTOPのD-41は

表板の違いが、いかにギターの音に

影響するかを教えてくれました。


VicさんのD-41がギター収集病の

火付け役なのですよ(笑
Posted by goyamangoyaman at 2011年12月10日 01:00
石川鷹彦さん、大好きなギタリストです。
存在感のある音ですもんね。

旅だったギターの思い出って特に強いかも。
「思い入れ」って感じすらします。

今でも友人ところで頑張っている話を聞くと
嬉しくて涙がでます☆
Posted by myao at 2011年12月10日 21:51
myaoさん、お久しぶりです。

僕のブログには、結構、石川鷹彦フリークの方が多いのですよ。

あのフォークブームの頃に名曲も

石川鷹彦さんのギターでのバックが有ったからこそ

光ったと思っています。

考えて見ると、ジャーマンTOPの1970年製のD-45

GIBSON J-50,MARTIN D-76と

僕も石川貴彦さんと同じモデルを持っていたんですね。

感無量です。
Posted by goyamangoyaman at 2011年12月10日 22:36
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