2012年01月01日

今年も!!

今年も!!


ブログを御覧の皆様

新年明けましておめでとうございます。

思い返して見ても去年は大変な年でした。


311の大震災の日、僕は東京に居ました。

経験した事の無い大きな揺れ

余震に怯えながら、東京に住む二人の娘達の心配

気仙沼に住む親友の家族の安否の確認

スーパーからは次々と物が無くなり

刻々と明らかになる、東北地方の悲惨な状況

正直日本は終わってしまうのではと思っていました。


政治家や官僚達の機能停止を横目に

民間の素早い対応

誰もが被災地の人々を救う為に何が出来るかを考え

多くの人々が援助や救援に立ち上がりました。


被災地の人々の助け合う姿

足りない物は分け合い、皆で困難を乗り越えて行こうとする姿

日本はまだまだ捨てたもんでは無いと思いました。

僕も東北自動車道が開通した直後に

友人達と一緒に救援物資を持って駆けつけましたが

仙台や気仙沼の沿岸部の悲惨な光景は今でも夢に出て来るほどです。


今年も!!


幸いにして、親友の家族は全員、助かる事が出来ました。

彼とは30年振りに再開する事が出来ました。

彼は漁具屋さんを営んでいて住宅兼作業場は

港の岸壁のすぐ傍なので、彼の安否を確認しながらも

正直、助かって無いのではと何度も思いました。

それだけに彼に会えた事は人生で最も嬉しい出来事でした。


新年早々、こう言った事を書くのはどうかと思うのですが

東北地方の復興は残念ながら遅々として進んでいません。

日本人は熱しやすく覚め易い民族と言われていますが

年を越しても、去年の出来事として

彼らの事を忘れてはいけません。


断層に上に位置する日本は歴史的に何度と無く

大きな災害に見舞われて来た事が分かっています。

日本人の道徳心や連帯感は農耕民族だからと言う特性だけで無く

災害に見舞われる度に

共に助け合い乗り越えて来たDNAのような物なのでしょう。


先の震災は、我々に、人の繋がりの大切さ

道徳心や思いやりの心を再び目覚めさせてくれた思います。

「奪い合えば足りず、分け合えば足りる」です。


僕が最近、ギタープチゆんたく会を頻繁に開催するのも

同じ趣味を持つ人達と繋がっていたいからです。

僕の年代のアコギ好きは、長いブランクの後に

再びギターを弾き始めた人が多いのではないでしょうか。


独り部屋で家族に遠慮しながら弾いている人が殆どだと思います。

アコギは独りで十分楽しめちゃう楽器ですが

同じ趣味を持つ人達が集まって、わいわいやるのは

もっと楽しいです。


知人から、高いギターを惜しげもなく弾かしてくれてと言われますが

その事で多くの人達と知り合う事が出来るのですから本望です。

ギターだって、沢山の人達に弾いて貰って喜んでいると思います。

次も楽しい企画を考えていますので

お気軽にご参加下さいね。






先日のギタープチゆんたく会に来てくれた

ストリートミュージシャンのHIROKI君の音源です。

ボブデイランの「風に吹かれて」を日本語の訳詩で歌ってくれました。

参加してくれた親父達が感激して聴き入っていました。


僕らが若い時に聴いた

強烈なメッセージソングを世代を超えて

若いHIROKI君が歌っているのを見て

音楽は時間や年代を超越した存在だと改めて思いました。


ボブデイランは、僕らが若い頃に彗星のように現れて

強烈なメッセージを発してくれました。

だけど、何十年経っても、今の世界は

大して進化してないような気がします。

僕達の世代は、子供や孫の世代に

素晴らしい世の中を残せてあげられるのでしょうか?


HIROKIさんの歌は、何度聴いても泣けて来ます。


「風に吹かれて」

ねぇどれくらい歩けばいいかな?大人になる為には

ねぇいくつもの海を越えればこの羽は休まるの

ねぇどれくらい爆弾落とせばその気は済むの

なぁ友達よ
その答えは風の中に流れてるさ
なぁ友達よ
その答えは風のみが知っているのさ

ねぇどれくらい時が経てばあの山は海に帰れるの

ねぇいつまで生きてみればこの心は晴れるのか

ねぇどれくらい嘘をついたら素直になれるかなぁ

なぁ友達よ
その答えは風の中に流れてるさ
なぁ友達よ
その答えは風のみが知っているのさ

ねぇどれくらい顔を上げたら笑ってられるかな

ねぇいくつもの耳を持てばあの子の叫びは届いたの

ねぇどれくらい人を殺せばあの子は死なずに済んだのか

なぁ友達よ
その答えは風の中に流れてるさ
なぁ友達よ
その答えは風のみが知っているのさ

その答えは風の中
誰にも掴めない
その答えは風の中
誰にも掴めない

我が友よその答えは
風の中に流れてるさ



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アルテ崎山
アルテ崎山(2015-10-05 08:16)


Posted by goyaman at 12:21│Comments(4)ギター
この記事へのコメント
明けましておめでとうございます。 
 新しい年が明けました。どんな一年になるのでしょう。
どんな一年が私達を待っているのでしょう。

その答えは風の中に流れているのでしょうか?

 掴むことの出来ない答えを私達は求めて、悩み続け、
また年をかされねて行くのでしょうか?

しかし夢や希望を持っていれば、明るい明日はやってくると信じています。

昨年は、ゴーヤーマンさんのお陰で沢山の素晴らしい出会いがありました。感謝・感謝です。

HIROKIさんの様な、言葉を大切にしてくれる若い方にも出会えて良かったです。

長くなりましたが、ゴーヤーマンさんやご家族にとって素晴らしい一年で在りますよう心よりお祈り申し上げます。
Posted by TAMAKI at 2012年01月01日 19:11
TAMAKIさん、僕は居並ぶ親父達の前にして
HIROKI君が思春期の時に聴いた
ボブデイランの「風に吹かれて」を歌った時
ああ人間の貪欲さや闘争本能は
何も変わっていないのだと思いました。

人には寿命が有り、いつか天国に旅立つ日がやって来るのですが
それでも日々多くの命を救うべく奮闘されているTAMAKIさんも
日々悩み続けているのだと思います。

TAMAKIさんと同じように
風とは何なのかを考えていました。
風は一時的に止む事は有っても
大きくなったり小さくなったりを繰り返しながら
吹き抜けて行きます。波も同様ですね。
限界だと諦めず、日々挑戦し続ける事を
ボブデイランは訴えているのかも知れません。

思い返せば、音次郎さんが沖縄を去った後
残されたギター好きの四人の常連さんから
ギターゆんたく会は始まりましたね(笑
去年は、新たな素敵な参加者も増え
とても素敵な会になっています。

年代、役職、ギターを持っているかどうかは
関係無く、ただただギターの音色が好きな人達が集まって
至福の時を過ごせたら良いなと思っています。
メンバーがギターを購入する度に
自分の事のように喜んでくれるTAMAKIさん。
今年も一緒に楽しい時を過ごしましょう。
Posted by goyamangoyaman at 2012年01月01日 20:41
アルテではよくお会いしておりますが・・初コメします★^^
去年のクリスマス、和ディナーを頂いた後に、
皆さんが歌うフォークソングの輪に入れて頂いて、
本当嬉しかったです

今年は辰年☆
笑い多く上っていける1年になりたいナぁ。。♪
また今年も宜しくお願い致します♪( ^^) _U~~
Posted by haruka☆ at 2012年01月04日 15:55
harukaさん、コメント有難うございます。
その日の事は良く覚えていますよ。
まだお若いのに、親父世代の歌を結構知っていたので
びっくりしました(笑
ご両親の影響なのでしょうか?
フォークソングは時代を超えて歌い続けられる歌が多いかもです。
アルテで出会ったら、気軽に声を掛けて下さいね。
また一緒に歌いましょう。
Posted by goyamangoyaman at 2012年01月04日 16:08
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