2012年09月04日
GIBSON LG-2 1943~1945のレビュー
GIBSON LG-2を自宅に持って帰って
早速、新しい弦に変えました。
狙っていたギターに遭遇すると
興奮してしまって、どうしても冷静さを失うので
ここ数日、毎日弾いていました。
これほどのオリジナル製を保ったままの状態は
奇跡だと思います。
ネットで国内外のギターショップで売られている
LG-2の写真をチエックしましたが
クラックが多めであったり
塗装がりフィニッシュされている物が多いです。
この時期は、ロングサドルで、ブリッジの厚みが無いので
オリジナルで残っているのは珍しいです。
ペグはその年代のクルーソンのようですが
ノブの色がブラックと言うのは珍しいです。
この年代の製造年を特定するのは難しいと言われています。
僕も調べて見ましたが、はっきりした事は分かりません。
誰かマニアの方、教えて下さい。
バックサイドはマホガニーですが
現在用いられている材とは、木目が違います。
この時期は、戦争の影響で、金属類が不足していて
エボニーロッドが入っています。
そのせいか、ネックはベースボールバットネックと言われるほど
激太です。
しばらく弾いていると、肩が痛くなって来ました。
その内、偏頭痛まで:(;゙゚'ω゚'):
さて肝心の音に対してのレビューです。
枯れ果てたLG-2の音は凄いの一言です。
凄く軽いタッチでも大きな音がしますから
指弾きだけで十分で、ピックは必要としません。
ピックを使うと、凄くうるさいです。
ストリートなど十分使える位の音量です。
今まで、56年、59年、60年、67年のJ-45を所有して来ましたが
それより音量が有って、音も太い感じです。
以前、御茶ノ水のリムショットさんで弾かせて貰った
アデイロンTOPのGIBSON L-00の音に似ています。
一口で言うとコンプレッサーを掛けて
ボリュームをアップさせたような感じです。
ですから、逆にプレイしながら音の強弱を
コントロールするのが難しいです。
ちょっとしたミスタッチもすぐに分かってしまいます。
枯れた音と言うのがどんな物か
このギターを弾いて見て理解出来た気がしました。
このギターを譲りたいとのお話を聞いて試奏した時
激太ネックは、僕には到底弾きこなせないと思い
すぐに、二人のGIBSONマニアにメールを出したのですが
北海道のMさんは、ネックの太さで難しいと言われ
神奈川のSさんは、はっきりとした返事が頂けなかったので
取り敢えず僕が購入する事になりましたが
メールの不具合で僕に届かなったようで
昨日、欲しいとのメールが有ったので
お譲りする事になりました。
彼は激太ネックも全然問題無いそうです。
彼は、サザンジャンボのバナーロゴを持っていますから
凄いです。
ギターを弾く事が縁で知り合った友人達に
素敵なギターを手に入れるお手伝いが出来た事を
光栄に思います。
Posted by goyaman at 10:22│Comments(2)
│ギター
この記事へのコメント
アデイロンのLG-2ですか!
いろいろ勉強になります。
因みに自分はギブソンのブルースキングを愛用しています。
TOPスプルース、サイド&バックがブビンガで非常に小振りで弾き易く気に入ってます。
いろいろ勉強になります。
因みに自分はギブソンのブルースキングを愛用しています。
TOPスプルース、サイド&バックがブビンガで非常に小振りで弾き易く気に入ってます。
Posted by SORA at 2012年09月16日 23:36
SORAさん、クロサワ楽器さんに教えて貰ったのですが
2008年以降のGIBSONは、作りがとても良いそうです。
私も一時所有していましたが
GIBSON 1942 LG-2 CUSTOMは
アデイロンTOPで、私も一時所有していましたが
半端なビンテージなど要らないと思うほど
素晴らしい音です。
中古で17万円位で出物が有れば
手に入れた方が良いです。
2008年以降のGIBSONは、作りがとても良いそうです。
私も一時所有していましたが
GIBSON 1942 LG-2 CUSTOMは
アデイロンTOPで、私も一時所有していましたが
半端なビンテージなど要らないと思うほど
素晴らしい音です。
中古で17万円位で出物が有れば
手に入れた方が良いです。
Posted by goyaman
at 2012年09月16日 23:41

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