2013年09月11日

和歌山のMさんと御茶ノ水のギターショップ回りへ

和歌山のMさんと御茶ノ水のギターショップ回りへ


私が所有していた、MARTIN OMC-28MLJをお譲りした事が縁で

知り合った和歌山のMさんが、東京に検診の為に来られる事になりました。

まだ出会ってから一月程度ですが、これまで頻繁にメールで

ギター談義をして来たので、古くからの友人のような感覚でした。


本日、検診を済ませて、飛行機で帰るまでの間に時間が有ると言うので

御茶ノ水のギターショップ回りに、ご一緒させて頂きました。

Mさんは、検診の結果が、良かったようで、ハイテンションでした。

しかしながら、水曜日の今日は、RIMSHOT、HOBOS、WOODMANが休みで

残念な思いをさせてしまいました。


Mさんの試奏希望は、ブルーGに有るMARTINのOMC-44KLJとOM-28GE

そして、コリングスのOM-1Aでしたので、月曜日が定休日で本日は開いている

ブルーGさんに行く事になりました。

僕は以外と気が小さくて、よっぽど欲しいギターが無いと、お店で試奏など出来ないタイプなので

Mさんに、くっついて言った為に、プリウオーの0-45や00-45を弾く事が出来て

くらくらするほど、興奮しました。


和歌山のMさんと御茶ノ水のギターショップ回りへ


Mさんが最初に試奏を希望したのは、MARTIN OMC-44KLJ

トップがアデイロンで、サイドバックがハワイアンコアのローレンスジュバーモデルです。

25本しか作られて居ないモデルで、ブルーGさんに入って来たのは7本のみの

非常にレアなギターです(ーー;)


和歌山のMさんと御茶ノ水のギターショップ回りへ


二番目に試奏したギターは、何とMARTIN OM-28GEです。

アデイロントップで、サイドバックがハカランダで、中古とは言え

100万円超えの非常に高価なモデルです。

製造が終了していて、アメリカでは、2万ドル近くで取引されています。


そして、最後は、コリングスのOM-1です。

Mさんは、アデイロントップのOM-1Aの試奏を希望していましたが

残念ながら、ブルーGには在庫が有りませんでしたので

トップがシトカのOM-1を試奏です。


Mさんは、はるばる御茶ノ水まで来られた訳ですから

僕は敢えて意見を言わずに黙って聴いているだけでした。

色々と試奏して、Mさんが最後に購入を決定したギターは


和歌山のMさんと御茶ノ水のギターショップ回りへ


やはりと言うか、OMC-44KLJでした。

サイドバックがハワイアンコアの、このモデルは、ローズの甘さと煌びやかさ

そして、マホのカラっとした軽く抜ける音のいいとこ取りの素晴らしい音でした。


和歌山のMさんと御茶ノ水のギターショップ回りへ


ブルーGの説明によれば、トップのアデイロンやサイドバックのコアも

45系に使われる、最高の材が使われていて、接着にニカワが使われているそうです。

道理で、若いギターなのに、長年に渡って弾き込んだようなエッジが取れた音がする訳です。

Mさんは、このギターを手に入れると、先日ブルーGで購入した

OM-28LJ、僕がお譲りしたOMC-28MLJ、そしてOMC-44LJの三本を所有する事になります(ーー;)

それに、サイドバックがマホガニーのOMC-18LJも欲しがっていますので

最終的には、四本のローレンスジュバーモデルを所有する事になりますから、凄いです!!


ブルーGを後にして、軽く食事をしてから、クロサワ楽器のドクターサウンドに行きました。

Mさんは、すでに、お目当てのギターが有ったらしく

アデイロントップで、サイドバックがウオールナットと言う変わり種のギターを試奏を依頼しました。


和歌山のMさんと御茶ノ水のギターショップ回りへ


和歌山のMさんと御茶ノ水のギターショップ回りへ


サイドバッグがウオールナットのギターの音を聴くのは初めての経験です。

ローズウッドにマホの暖かみをプラスしたような、素晴らしいギターでしたが

Mさんの好みには、残念ながら合わなかったようです。

Mさんは、まだまだ他のギターも試奏したかったようですが

楽しいひと時もあっと言う間に過ぎ去ってしまい、羽田空港への順路を教えて

御茶ノ水駅で、お別れしました。

僕は、その後、アパートに帰って来ても、ずっと興奮が収まりません。


今度は、次なる興奮が待っていました。

1892年製のMARTIN 0-28が宅急便で届いたのです。


和歌山のMさんと御茶ノ水のギターショップ回りへ


和歌山のMさんと御茶ノ水のギターショップ回りへ


※梱包を解いて、これから、祈るような思いで、ギターをチェックしますので

 このギターのレビューは、明日にアップします。

















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アルテ崎山
アルテ崎山(2015-10-05 08:16)


Posted by goyaman at 22:12│Comments(8)ギター
この記事へのコメント
明日はビッグバンですね。楽しみにしています。
Posted by 村ちゃん村ちゃん at 2013年09月11日 22:32
goyaman様
本日はお忙しい中、お茶の水をご案内戴き、誠に有り難く厚く御礼申し上げます。
そして早速、素敵な記事にして戴き恐縮しております。未だに興奮が冷めやらず、今夜は寝付けそうにもありません。
goyaman様とはお会いするのは初めてでしたが、初めてお会いした感じが無く、親しくして戴いたので数々のご無礼もあったかと存じますがどうぞお許し下さいませ。
goyaman様にご案内戴いたお陰で、この度OMC-44KLJを手に入れることが出来ました。明日届くのが今から楽しみでワクワクしています。goyaman様からお譲り戴いたOMC-28MLJと合わせて、これで3本のロレンス・ジュバーモデルが揃うことになります。今回、試奏した中ではOMC-44KLJが私の好みの音に一番近かったです。そして、今、私が所有するギターに無い音でした。この事が購入を決意させました。明日届いたら早速3本の弾き比べをしたいと思います。
goyaman様もおっしゃっていた博物館級のギターが届いたのですね!明日のレビューを楽しみにしています。
取り急ぎ、本日の御礼を申し上げます。
Posted by 和歌山のM at 2013年09月11日 22:55
村ちゃんさん、届いたばかりの0-28を弾いていますが
ネックリセットさえすれば、素晴らしいギターとして蘇りそうで
安堵しています(笑)
Posted by goyamangoyaman at 2013年09月11日 23:57
Mさん、早速のコメント有難うございます。
今回は、検診のついでに、御茶ノ水のギターショップを
見え回るだけだと、勝手に思い込んで居たので
OMC-44KLJを購入されたのには、びっくりしました。
しかしながら、このギターを手に入れたのは大正解だと思います。
ブルーGの方が言っていたように、本当にいいとこ取りのギターですね。
早くも3台のローレンスジュバーモデルを揃えたのですから凄いです。
ローレンスジュバーモデルマニアの座を明け渡す時が来ました(笑)
今日は午前中から興奮し放しで、未だに動悸が激しいです(ーー;)

また東京に来られた時は、気軽に連絡を下さい。
今日の楽しい出来事は、生涯忘れられない思い出になりそうです。
今、到着したばかりの0-28を弾いていますが
ネックリセットを施す以外は、これと言ったトラブルも無く
安堵しています。
弦高が高くて弾き難いのですが、コンパウンド弦を張った状態でも
音量がかなり大きく、アデイロントップにハカランダの組み合わせですが
驚く程、音が柔らかくて、マホのような軽快な音がして、びっくりしてます。
ギター自体もとても軽くて、ネックを含めて、全体が振動しています。
ギターの寿命は100年位と言われていますが
まだまだ使えそうです。
Posted by goyamangoyaman at 2013年09月12日 00:09
O-28を買われたのですね
おめでとうございます

似たような年代の個体を友人達が所有していますので
懐かしいな~と思いました
まだストレートサドルなんですよね。
でも、皆クラシックの弦を張ってましたので
鉄弦の個体は弾いた事がありません。
全然違うのでしょうね。。

私、ギターって方向性が固まってしまうと、いてもたってもいられなくなって
とりあえずは所有して判断しようというスタンスだったのですが
数年前から思い留まりましてね
最近はコレクションも手放す傾向にあります。
一時期は50台以上ありましたが、今やっと18台に減らしたトコです
最終的には大きいのと小さいのと普通の鳴りのが3台くらいあればいい
かな?という感じです

あ、そうそう今日、友人のお宅でTVを弾きましたが
やはり私はビンテージが好みだと思いました。
でも、新しいギターを弾き込んで子供達に託すのもロマンですね。
次に買うのは最後のギターと決めていますが
新品を考えています(笑)
じっくり検討します。
Posted by 椎茸 at 2013年09月14日 03:54
椎茸さん、コメント有難うございます。
僕は友人から1941年製の0-18を譲って貰いましたから
材は、違いますが、2台目の所有になります。
最近は、いかに音量が大きいかと言うより
いかに音色が美しいかと言う事にこだわるようになりました。
ピッキングをする事は、殆ど無くなりましたし
軽く爪弾く事が殆どですから、当然の結果です。

今回手に入れた0-28は、12フレットジョイントと言うのが魅力です。
リペアすべき箇所が多く、どんな音になるかは今は分かりませんが
完全にリペアしてから、所有すべきかどうかを判断したいです。
今の状況では、ローフレットしか弾けませんが
ギター全体が、振動して、心地良いです。

僕も椎茸さん同様、興味を持ったら、似たようなタイプを
何本か揃えるタイプです。
最近はスモールサイズのギターに傾倒していますから
おおきめのギターには、全く興味が有りません。

50台も所有していたなんて凄いですね。
減らして、18本ですか(笑)
僕は、この0-28を手に入れる為に、3本のギターを手放したので
6本の所有となります。
この歳になると、ギターの音を熟成するまでに
生きているかどうか分かりませんから
ビンテージギターにどうしても目が向いてしまいます。
僕の最後のギターは、プリウオーの00-18かOM-18になりそうです。
Posted by goyamangoyaman at 2013年09月14日 08:49
クラシック弦の件はその後、詳しくご指摘された方がいたようで
何よりだったと思います。

>最近は、いかに音量が大きいかと言うより
> いかに音色が美しいかと言う事にこだわるようになりました。
>ピッキングをする事は、殆ど無くなりましたし
>軽く爪弾く事が殆どですから、当然の結果です。

私も数年前から小さいのがいいように思えました
もう70近いですし、そっちが楽なんですね
でも私はあくまで演奏者です
楽な曲ばかりではボケてしまいます(笑)

若い頃はアンジーとか弾くと皆がびっくりしてましたが
今の若い方の前で弾くと失笑されるケースもあります
ムキになりながら押尾さんとか今流行の奏法を、ああでもない、
こうでもないと習得するうちに、
大きい方が生きる曲も出てきちゃいまして。。。
肉体的には大変なんですけどね(笑)

それにいつもセミナーで教えて下さる岡崎倫典さんも
フィンガーではドレッドでストロークは小さいものという持論の方で
録音したものを聴いても、ドレッドが音量だけであって、小さいから
音質が良いとかというのは言えないと思うようになりました。
少なくとも私の耳は。。ですけど(笑)
あくまで曲の表現的な部分で、大きいのも必要だな~と
ドレッドも残すようにしました

>減らして、18本ですか(笑)
>僕は、この0-28を手に入れる為に、3本のギターを手放したので
>6本の所有となります。

実は今日14本、海外のコレクター仲間に発送しました
時間があまりないのです。

私は試奏されない方には売りませんので、オークションという選択肢
はありませんでした。
でも、腕のいい奴ですので全てさばいてくれると思います。
手元には4本しかありません。
ギターの為にマンションまで借りてましたから家族は大喜びしています。

最近はインストだけでなく歌までやるようになりましてネ
まあ子供達の影響なんですけど(笑)
あくまで最後はプレーヤーとして楽しく弾いて行こうと思っております。

管理人様もいつかO-28で素晴らしい演奏をブログにアップされる事を
ご期待致します。
Posted by 椎茸 at 2013年09月16日 00:35
椎茸さん、コメント有難うございます。
1892年製の0-18ギターは、19世紀ギターと呼ばれているようですね。
100年以上前のギターを手に入れましたが
結構マニアが居る事に、びっくりしています。
そして、色んな方から、教えて頂いて、助かります。

東京の出張用のアパートは、隣が大家の娘さんの部屋なので
とても気を使っているので、ギターを思いっきり弾く事が出来ません。
もう、こんな暮らしを10年以上続けていますから
ピックの持ち方を忘れてしまうほど、軽く爪弾く程度を続けています。
そのような訳で、所有ギターが、どんどんスモールサイズ化しています。

岡崎倫典さんにセミナーで直接教えて貰っているとは羨ましいです。
倫典さんの持論、勉強になります。
僕は、新しい曲にチャレンジする事無く
楽な方に行くばかりですが、それでは歳を取るとぼけちゃいますね(ーー;)
僕も、ギターを売ったり買ったりして来ましたが
そろそろボケ防止の為に、新しい曲にチャレンジします。

>実は今日14本、海外のコレクター仲間に発送しました
>時間があまりないのです。

一気に14本のギターを手放すとは凄いですね!!
日本で手放す事は考えられなかったのでしょうか?
椎茸さんは、ブログはやって居られないのですが
手放す前に、ぜひ所有していたギターと
現在所有しているギターを紹介させて欲しいです。

僕の夢は、孫達とギターを弾く事です。
スモールギターを集めているのは
小さなギターだったら、孫に早くから弾いて貰えるのではと言う
計算も有るのですよ(笑)

19世紀ギターは、まだまだ分からない事だらけですので
これからも、色んな事を教えて貰えると有難いです。
Posted by goyamangoyaman at 2013年09月16日 01:59
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