沖縄アコギ好き親父のブログ

前回、プレイヤーズの常連さんのUさんが購入したSUMIギターを

紹介しましたが、ギタークレイジーの僕の為に

再び、プレイヤーズに持って来て下さる事になったので

昨晩弾いて来ました。

写真も沢山撮ったのですが、デジカメのモードボタンが

ずれている事に気付かず撮影したので

画像が暗い事をお許し下さい。





ヘッドの形状も個性的です。

美しい、突き板の材質が分からなかったのですが

SUMIギターマニアのでっしんさんからコメントを頂き

グラナディーロのサップ部分を使用している事を

教えて頂きました。

リアルな鷲のインレイが施されていますが

オーナーのUさんの希望でカスタムオーダーされたとの事です。





ポジションマークにも鷲のインレイが施されています。

それぞれの箇所が、コマ送りのように違えてデザインされています。

ずっと見ていると、動き出しそうな感じがします。





ボデイサイドには、コンター加工がされていて

ラウンドした形状ですので、長時間弾いていても

腕が痛くなる事は無いと思います。





ピックガードは、SUMIギターの形状では無く

MARTINタイプをオーダーして付けて貰ったそうです。

ブリッジにも、鷲のマークのインレイが施されています。





しばらくお酒を飲みながら、ずっと眺めていましたが

余りの美しさに、くらくらします(ｰｰ;)

鷲のインレイ以外にも、ボデイトップとバックには

ぐるりと、メイプルとアバロン貝のバインデイングがされています。

インレイと言えば、MARTINのD-45やLarriveeのギターも素晴らしいですが

車で言えば、キャデラックで、SUMIギターは、日本ならではの美しさを持った

クラウンや今は生産されて居ないセンチュリーと言ったところでしょうか。





興奮を抑えながら、弾かせて貰いました。

表板は、樹齢何百年だかの赤エゾ松

サイドバックは、濃い色目のハカランダが使われています。

音質は、幾分硬質ですが、一年位弾き込めば

エッジが取れて、倍音とサステイーンが更に増すと思います。

高音弦が芯の有る骨太な音で、低音も凄く出ます。

どのフレットを弾いても、均一的でバランスの良い音です。

中のブレーシングを確認して見ましたが、かなり細めです。

コード弾きしても、各弦の輪郭がはっきりしていて心地良いです。

MARTINのようなトラデイショナルな音では無く

現代的な音で、フィンガーソロに最適なギターはないでしょうか。





オーナーのUさんです。

オーダーから完成まで、半年掛かったそうで

満面の笑みが、心情を物語っています(笑)

Uさんは、他に、MARTIN D-28 CWのハカランダのモデルと

1950年代後半のアジャスタブルサドルのGIBSON J-45を所有しています。





常連さんのTさんです。

Uさんは、有難い事に、お店に来られる常連さん達に弾かせてくれます。

皆で素晴らしいギターを手にいれたUさんと喜びを共有しています。

Tさんは、OVATIONのADAMASとGIBSON SOUTHERN JUMBOをお持ちです。





プレイヤーズのマスターもPAを使用して弾いて貰いましたが

かなりマイク乗りが良いです。

フィンガーソロメインのギターだと思っていましたが

レスポンスが良くて、ジャキジャキ感が有って、ピッキングしても

迫力が有ります。





遅い時間になって、プレイヤーズの常連さん達のバンドの

ネイキッドツイスターズのメンバー達が今週末のライブの練習を終えて

やって来たので、ヤジマンさんに

フィンガープレイで試奏して貰いました。

軽く爪弾いても大きな音がしますし

とてもゴージャスな音質です。


MARTINやGIBSONだと、ビンテージからカスタムモデルまで

御茶ノ水の楽器屋にいけば、気軽に弾けますが

SHIMOギターは、中々、遭遇する事も試奏する事が出来ませんから

アパートに戻って着ても、興奮が収まらず

中々寝付けませんでした。

素晴らしいギターを惜しげも無く弾かせてくれた

Uさんに心より感謝申し上げますm(_)m